暗示的だ

テレビ番組には未だとても及ばないだろうが、インターネットテレビ報道番組も徐々に視聴者が増えているようだ。その中に平日8時からのレギュラー番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」(注)がある。どちらかといえば与党寄りで好みではないが、異なる意見を持つ人たちの考え方も知らないといけないので結構観ている。この番組のレギュラー出演者に元共同通信社の政治記者をしていた青山繁晴氏がいる。氏は45歳で共同通信を退職して、一時は三菱総研に在籍したが、4年ほどで退職、2002年4月(有)独立総合研究所を立ち上げた。以来15年近く実際のところ何が本業かわからないが、政府の審議会委員になったりしている。
(注)https://www.youtube.com/watch?v=AqQ6PKOKODM

東電福一発電所事故の時、部外者でありながら所長の吉田氏と単独インタビューしたのは有名で、その本を読んだ記憶もある。他にはテレビにもよく引っ張り出されていたし、現在でも講演の依頼は多いだろう。言うなら今風で多彩なマルチタレントであった。その彼が、突然昨年の参議院選挙に立候補して見事当選してしまったのだ。マスメディアでは決してメジャーな解説者ではなかった氏の当選には、このインターネット番組のレギュラー出演が間違いなく大きく貢献している。世の中が大きく変化している一つの現れでもある。

この青山氏が昨日2月27日出演の「虎ノ門ニュース」で、自分で取材したわけでもないので詳しくは知らぬが、と断ったうえでの発言『この(事案と言わずに)事件は、どう見てもおかしい。総理も気にされてのことだろう、「官邸スタッフや関係者でこの事案に関係した者がいないことを確認した。」と仰っている。だがしかし、これだけ多くの役所が絡んでいて、どの役所も揃いも揃ってこの学校に特別の配慮をしている。こんなことは政治家、特に与党の働きなしには考えられない。司法が捜査すべきと思うので敢えて事件と言った。』
ここでこの問題を取り上げるだけでも驚いた。

氏は国会議員になる前から安倍総理の応援団員で、自ら安倍総理から直接口説かれたので参議院議員になったと公言していたし、当然ながらこれまでは政権批判めいた発言はなかった。それだけに昨日の発言にはびっくりした。森友学園事件はマレーシアでの金正男殺人事件に助けられ、マスコミで燃え上がらないと些か残念に思っていたが、昨日ついにNHKでも取り上げられたようだ。青山氏は更に続けてこうまで言っている。「総理は何があろうと<辞める>と口にしてはいけない。総理は少し前、南スーダンで自衛隊員に事故が起きたら<辞める>とも言っているので2度目である。今ここで辞めたら4年間は何だったのですか?憲法改正、拉致問題、デフレ脱却、何一つなしえたことはないのです。」

さらに「国会ではこれまでもいろんな不祥事が重なっているが、官邸が弛みすぎている。はっきり言いますが総理周辺の取り巻きが悪すぎる。」とまで言い切った。そして「自民党内で異端児、問題児としてマークされているので、この発言で番組から消えるかもしれぬ。」と断った。流石に才能のある人は違う。世の中の変化が良く見えるのか変わり身が早いと褒めるべきか?政権批判では腰の引けてるテレビ朝日解説者の後藤健次氏でさえ「安倍内閣ではこれまで大臣クラスの不祥事が沢山あったが、一人も辞職させずに頑張ってきた。しかしここに来て最大のピンチです。」共産党が火をつけたもののボヤで終いかと思っていたが、少し期待できるかな。

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