脛に傷か!

先週来マスコミの最大の関心事は、マレーシアの首都空港で暗殺された元北朝鮮の支配者金正日の長男金正男の殺され方にあるようで、今日に至るまで明けても暮れてもその話題がトップで大々的に報道されている。次に来るのが、何とか言う芸能人が幸福の科学なるインチキ宗教団体と絡んでどうとかこうとかで、テレビの社会情報系番組なんかはこの二つの話題で大部分構成されているのではなかろうか。

テレビも新聞もいわば社会の公器ではないか。マスコミの経営者はその役割や責任をどのように考えているのだろうか?読者なり視聴者たちが喜びそうな案件について、事実を偽りなく報道することをもって事足れりと考えているように見えるが余りにも情けない。自分たちも政治家同様に社会の動向に大きな責任を持つ気概が欠如し過ぎている。大勢の社員の中からたまにはそういった志を持つ人間が出てきても、勤め人の悲しさで会社の方針に抗しきれずに消えていく。

即ち「金さえ儲かればいい」という経営者の根性が悪いのだ。今朝ネット上で目にした『大マスコミが黙殺する安倍晋三小学校「国有地不正売却」疑惑の論点』タイトルを見てしみじみ思った。国会では既に野党が相当取り上げ始めているにも関わらずマスコミが黙殺している理由は簡単らしい。大手マスメディアは殆ど例外なしに国有地の払い下げを受けたり、税金のお目こぼしを受けているので、我が脛に傷ゆえにこの問題を追及でない。極めて分かりやすい解説で、「私や家内が何らかの関係があれば、総理はおろか議員辞職しますよ!」総理が大威張りするのも仕方なしとしよう。

しかし、こと防衛問題となれば話は別だろう。前世界大戦時にメディアが果たした役割については十分な反省があり、その精神が受け継がれていないとは言わせない。「自衛隊員を防衛大臣から守ろう」と言うデモに隊員の家族が参加して真剣に訴えているそうだ。法務省の治安維持法復活(共謀罪)の目論見もそうだ。メディアが手をこまねいている場合ではなかろう。

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