2016年4月13日水曜日

テレビ情報

下らぬことと思いつつ朝方と夕食時にどうしてもテレビを見てしまう。1日合計したら多分4時間くらい観ているのではないだろうか。広告業界で言うところのヘビー視聴者かもしれぬ。日本のテレビは食い物の番組が多いそうだが、確かにそうだと思う。それに健康関係の番組も結構多いと思う。昨夜も一昨夜どこかの局でお医者が出演する番組を放送していた。

よくあるのは身体のためになる食材である。大抵の場合何とか病予防のためにお薦めみたい話になっている。例えばバナナが良いとかリンゴが良いとか言ったところで、そんなものばかり毎日食うわけにはいかぬだろう。バナナやリンゴならまだいいとして、コンニャクをテレビが取り上げると、翌日スーパーではコンニャクがよく売れるらしい。昨夜の放送では食事の際に何から食べるのが健康上良いのかみたいな話もしていた。

全く余計なお世話だろうと思うのだが、似たようなことでは天気予報もそうだ。「今日お帰りの時間には雨になりそうです。折りたたみ傘をお持ちになった方が宜しいかと思います」「洗濯は午前中にしましょう」親切心で言っているつもりだろうからケチをつけては失礼にあたるかもしれぬ。こんなことはどうでも良いが、こと病気の話となると少し違ってくる。

昨夜の放送で癌の話もあったが、記憶に残っているのが「歩きすぎは健康によくありません」の弁。群馬県中之条町でかなりの人数の被験者を15年間調査し続けた結果から生まれた結論とのことだった。厚労省は1日1万歩を推奨しているが、これは歩き過ぎの弊害に陥りがちと解説していたように思う。健康管理のための食い物にしろ運動にしろ、万人にお薦めできるメニューはありえないだろう。

グルメ番組で取り上げられると飲食店は当分繁盛するそうだ。経営者がそれで勘違いして一瞬のブームが去ってから後悔するケースが多いとも聞く。テレビ情報を有り難く受け止める人がいるかも知れぬが、大きなお世話だと思うへそ曲がりである。「それならば観なきゃいいだろう」との声が聞こえた気がした。

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