2011年3月11日金曜日

地震ー和室を見直したぜ

未だ余震が続いているが、今回の地震には心底恐怖を感じた。安普請の事務所にいたが、次から次に物が倒れ、棚からファイルや書物は勿論、テレビまでが棚板とも落下するに至っては建屋自体が倒壊するかと思った。どうすること出来ずに、目の前のPCだけは狭いデスクから転げ落ちないように、しっかり押さえていたが、建屋が崩れたら菅政権以前にこちらがお陀仏になるのではと心配した。

激しい揺れが収まったところで、何はともあれ自宅の様子を確認しなくては、と電話を取り上げたが固定も携帯も不通である。遠くはないのだから取敢えず帰宅すると、婆さんが以外とあっけらかんと玄関を開けてくれた。揺れた事は間違いないが、特に問題はないそうだ。自分の部屋を確認すると、今朝出かけた時と殆ど変りが無い。考えてみると和室なので棚が無い。硝子戸のはまったサイドボードが1個置いてあるが、中身に変化はないようだ。机の上にDVDが19枚積んであったのも全く崩れていない。

事務所は僅か6畳足らずの狭い部屋一杯に、あらゆるものが取りちらかっている。椅子に腰かけて作業をするという事は楽ではあるが、必然必要とするものを比較的高い位置に置く事になる。和室にあって物が置けるのは精々あるのが座卓である。畳に座るのは楽ではないが、簡素を基本とする和室は重心が低いと言う事だろう、いざという時に比較的安心できる事を改めて認識した。

テレビが落下のショックで壊れてしまったようで使い物にならない。今は傍らでずっとラジオをつけている。これも普段は殆ど使わないのだが、いざという時は必要と言う事が分かった。電話も当てにならないが、停電が無いのでPCが生きているのが有難い。

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