2025年7月1日火曜日

月替わり

また月が替わってしまった。6枚綴りの暦を破り新しい写真を見る。2か所に別々のものを掲げているが、どちらも夏山の姿。行ってみたくもあるがやはり無理だろう。でも、ケーブルを使って高尾山くらいは行けるのではなんて思ったりしてだ。昔は高尾山頂でよく幼稚園児の遠足に遭遇したことを思い出す。年老いれば幼児と同じ、悪くない考えだと思ったりしている。

今月の月名が文月であることを不思議に思ってAIに聞いてみた。諸説あったが「七夕に書物を干す習慣があったから」が一番しっくり来た。そろそろ古い雑誌などは処分しなければ、なんて思う暑いな陽射しの中だ。 

2025年6月30日月曜日

政権腐敗

 幼い頃祖母が「男の子は寒い暑いなど不平不満を言ってはいけません、我慢するのです。」言われて、へーそんなものかと思ったことがあるが、暑くて汗びっしょりになっても幸か不幸か暑いと訴える相手がいない。

自然への不平不満もさることながら、政治に関しても余り露骨に不平や不満を書いてこなかった。多くの読者は感じておられるかもしれぬが、正直なところ現在の自公政権は全く信用できない、早く言えば大嫌い。一日も早く政権交代があってほしい。何故か、現政権は嘘つきだからだ。政治家は一応選挙で選ばれるので、自己の正当性を絶えず主張しなければならないのかもしれぬが、それにしても程度問題。嘘の上に嘘を重ねて、もうどうにもならないのかもしれぬ。

例えば、目下最大の問題とされている物価対策。手っ取り早く政府にできる対策はやはり消費税の減税だろう。しかしご案内の通り政府は消費税減税は時間が掛かり過ぎるからとの理由で実施を避け、給付金(一人当たり2万円かな)を決めた模様。どっちが時間が掛かるか?愚考するに消費減税の方が遥かに早いだろう。笊に現金を受け入れてる店屋でなくてもレジをちょっと操作すれば済むことで、これは管理会社に連絡すれば電話1本で済む話。元に戻すのも同様に簡単な筈。

要するに政権の担当者は実情を知っていないだけのことだと思う。読者のうちで実情を理解してる人が居たら誤りを指摘してほしい。社会福祉関係の貴重な財源とかいろいろ言うが全て詭弁に過ぎぬ。物価対策は物価高騰の根源を探らねば根本的に収まらない訳で、この作業に取り組まず表面をなぞっていても恒久的解決は難しいだろう。ひょっとすると日本もインフレに陥る危険は無いだろうか?経産省にも財務省にも大学で経済学を学んだ優秀な人もいると思うが、若い人の意見なんかは聞く耳を持つ筈も無いし、自分らは無学だからどうにもならない。

悪口は書き出すと切りが無いが、最後に嘗て国賊とまで言われた安倍晋三氏が女房を含め未だに世間を騒がせている。いい加減にしろだ。

2025年6月29日日曜日

正義は何処?

世界のあちこちで血腥い戦争が多発しているせいもあろうが、幼いころから教わってきた世の中の<正義>なる概念が現在も変わらずに存在してるのか疑問を感じ始めている。力のある者がそれを振り回して正義漢ズラをする昨今の様相。アメリカのダブルスタンダードを指して書いてるつもりだが。イスラエルなんて国に関しては前々から思っているのは、彼らの宗教心のいい加減さ。キリスト教とは少し異なるのかもしれぬが、嘘で塗り固めた国柄のように思えてならない。

他国他人のことは措くとして、日本人の心の奥に潜んでいた筈の正義感も最近極めて怪しくなってきた。教師や警察関係者の犯罪の数々、今だけ金だけ俺だけの風潮が至る所に溢れている。善悪を弁えぬ行為はインターネットの普及でより拡大傾向にあるが、ここまで来ると譬え年齢制限を設けてもその使用を制限することは困難だろう。中学生になる頃、石原慎太郎なる新進気鋭の作家が出現、主に男性青年に不良っぽく振舞う傾向を広め、良識ある大人から顰蹙を買ったが、今にして思えば可愛いものだ。

思えば18歳まで両親と兄弟5人の7人家族の暮らし、毎朝の習慣が今でも続いている。特に父が毎朝行っていた太陽への礼拝は仏壇への礼拝に代わったが、これを引き継いでいるつもり。父も晩年弁護士になっただけに正義感はは強かった。小生は自信が無いが、70歳はとうの昔に過ぎた。<心の欲するところに従えども矩を踰えず>に至ったかどうか、少し危ないところもあるが、できるだけ近づきたいと思っている。残り少なくなった日々をできるだけ少欲と小食で過ごすつもりだ。 

2025年6月28日土曜日

もう時効か?

 日本は昔から官僚国家だ。近代では、時に軍部に押され官僚の良さが失われかけた時もあったが、多くの官僚たちの努力で国の形が守られて今日に至ったと思っている。しかしここ10年かそこらだと思うが、その形が崩れかかって恐るべき危機に直面しているように思えてならない。たまたま今週ブログを2日休んでいる間に公開された森友事件に関する財務省の文書問題。まだ完全とは言えぬが、これまで無いとされてきた約9千ページもの文書が公開された。

旧軍部は敗戦処理に当たり、占領軍が進駐してくる前に内部文書をできるだけ多く焼却処分したことはよく知られている。恐らくいかなる裁判でも公式文書の証拠能力はいので、公式文書で戦時中の国際的違法行為が明らかになることを嫌ったに違いあるまい。小生も現役時代に霞が関の幾つもの役所と付き合いが有ったので、官僚諸氏の文書に対する几帳面さはよく知っている。地下の倉庫に行けば、そこには数々の過去の意思決定経過がを引き出すことが出来るのだ。

今回公開された森友事件関係文書は正にそれで、事件の経過は隠しきれない。事件発生当初からこの事件は、安倍首相が絡む大きな政治事件であることは大勢の人が感じていたと思う。事実もその通りで、当時の財務本省の高級官僚たちは安倍氏サイドから依頼があったかどうかは別だ。勝手に忖度したのかもしれぬ。兎に角事実を覆い隠すべく公文書改ざんを含め様々な工作を行った。

しかし財務省職員の全員が同じだったのではない。近畿財務局の赤城敏夫氏のように公文書改ざんに関わることを気に病んで自殺までしてしまった人もいる。しかし、多くの官僚たちが、上位者の意向に沿っていれば何れ自分の出世になるだろうとのことで大きな犯罪に手を染めていたことがこの文書公開でほぼ明らかになった。財務省の広報は赤城氏の死に対し反省らしきこと言ったりしてるが、犯罪に手を染めた当事者たちを、もう時効でよいだろうと何もせず野放しにする神経は許し難い。

司法より寧ろマスコミの責任でもあろう。

2025年6月25日水曜日

読後感「アジア・ファースト」エルブリッジ・コルビー著 奥山真司訳

 親日的で反米的なフランスの社会学者エマニュエル・トッド氏が珍しくアメリカ政府高官、現政権で国防次官(政策担当)の著書「拒否戦略」をべた褒めした。国防相は杜撰な情報管理等で何かとお騒がせなヘグセス氏だが、次官はしっかりしているとのことなので一読に及んだ。本書は「拒否戦略」を分かり易く解説したダイジェスト版。著者はハーバート法科大学院卒で46歳の新進気鋭の政治家。小中学校時代に日本に8年も住んだ経験がある。

多くの人が未だにパックスアメリカーナを信じ、アメリカが世界の至る所を支配可能と無邪気に信じているだろうが、アメリカ軍が如何に強大であろうとアメリカが世界の2箇所での軍事行動を起こす余裕は無いとのこと。戦争はいつどこで始まっても不思議ではないが、現在の戦争は経済力がものを言う時代で冷戦時代と異なりイデオロギーは無関係だ。しかし習近平氏には、アジアに於ける主導的立場を築きたい明確な思想があり、そのために着実に軍備だけでなく準備をしている。世の中には中国が経済的にピークアウトとの希望的観測もあるが、それは甘い。

現代は世界経済の5割から6割近くがアジアに集中し、残念ながらアメリカは産業力が極端に落ち込み、兵器を産み出す鉄鋼の生産量なんて中国の1割にも満たない。中国に戦争を始める気を起こさせないためには、かの国が戦争を始めたらとんでもないことになると思わせる必要がある。そのためには状況を甘く見ないで準備が必要。中国が行動を起こした場合真っ先に矢面に立つのが台湾と日本と韓国。韓国は北朝鮮が控えているので緊張感があるが、台湾と日本はどちらも備えが甘い。

明日以降も平和でありたいなら、もっと真剣に備えを固めるべきだとの啓発をしている。日本政府の高官も読んだ人は多いだろうが、果たしてその受け止めは如何なものか、少し気になったところが少なくない。

米:明日と明後日、所要のためブログ書きを休みます。

2025年6月24日火曜日

平凡な日常

 満85歳を過ぎたが一応人並みの日常を維持できている。とは言っても体力的にも知能的にも劣化は進み、歩行スピードは遅くなる一方。片や物忘れが酷く、朝になって照明やエアコンのスイッチの消し忘れに気がつくことが益々多くなっている。電気器具の消し忘れは許せるが、ガス器具も使っているので恐怖を感じている次第だ。書店に行くと俗に言う高齢者向け健康書が多いし、毎月購読している月刊文藝春秋にも毎号関連記事が出ている。雑誌の記事もまともに読んだことも無いが、役に立たないと思っているのではなくて記事内容に沿った生活の変化は出来ないだろうと思うからだ。

生活習慣は長い年月の中で自然に出来上がってきたものなので、今更変更は非常に困難。余ほどのインパクトが必要だ。現在は長年家内と二人で生活してきた豊島区内の小さな一軒家に一人住まい。炊事、掃除、洗濯なんかも全て一人でこなしている。時々自分でも<よくやるな>と褒めたくなるが、朝5時前に起きて朝飯を自分なりに作ってしっかり食べ、昼間はそれなりに運動、と言っても街中を2時間近く徘徊、昼飯と夕飯は外食或いは買い食いで軽く済ませて、夜は8時半頃には寝る毎日。

楽しみは昼間にテレビで映画を観たり、ネット碁をするぐらいでスポーツをしたりすることは先ず皆無に近い。数年前までは月に1回くらいは近くの里山を歩いたりしたが、コロナ禍の影響もあったせいだろうか、これもやめて久しい。ブログ書きも日課のようなものなので、一応世の中の出来事は知るように努めるが、これもブログネタにすることもあるが書いてしまったら後はなるべく気にしないようにしている。

単調ながら楽しい我が家であれば良いが、正直最近疲労感が漂い始めた。狭いと言っても一軒家住まい、近隣との付き合いもそれなりにあるし、毎日郵便受けをチェックして回覧板があれば隣に運んでいかねばならない。今日も昨日と同じだし、明日も又今日と同じで何が不満か?と言われれば答えに窮す、しかしも少し楽になりたいのも事実だ。

2025年6月23日月曜日

慣例通り?

世界情勢が複雑で年寄りには難しすぎるので、余り偉そうなことは言えないが、今朝感じた疑問を書いておきたい。石破首相の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席である。これは岸田前首相からの慣例で今回で4回目とのことだが、韓国大統領府は次のようなコメントを発表して出席しないそうだ。「李在明(イジェミョン) 大統領は、NATO側から首脳会議への招待を受け、出席を積極的に検討してきたが、様々な国内の懸案と中東情勢による不確実性などを総合的に考慮し、参加しないことにした。」

それぞれの国にはそれぞれの事情があるのは仕方ない。では日本にはさしたる事情が有りや無しやだ。昨日夕方首相は記者団からアメリカのイラン攻撃に対する感想を問われ、「これから内部でじっくり検討しますので。」と即答を避けている。国内外に対し定見を持てない内閣。何ごともアメリカファーストで、都議会選挙でも惨敗している。都民ファーストであれとは言わぬが、自主独立の意味を弁えてほしいものだ。