家内が他界するまで株とは全く無縁だったが、家内が松竹と東武の株を持っていたことは知っていた。松竹の映画館の無料パスや東武百貨店で書籍を購入する時に割引券を持たせてもらったりしたからだ。その名残で現在でも僅かな投資信託は持っている。投資信託以外の株はいつの間にかゼロになっている。従って今の株高や金の価格高騰とは残念ながら無縁だ。
それにしても株高は日本だけでなく世界的傾向とのこと。どこの国の政府も日本のように国民に投資を呼び掛けているのかもしれぬ。だが小生の体内には旧信州松代藩の武士の血が八分の一程流れているので、銭金の損得勘定を嫌うところがあるようだ。銭金で身体が健康になるなら良いがそうはいかぬことは、健康オタクの小生でなくても分かるのではと思ったりするが、案外そうでもないかな。
俚諺に<山高ければ谷深し>譬えもあるし、株高は良しとしても円がこうまで安くなると食料以外にも海外依存度の高い日本では物価の高騰に拍車が掛かり、我が暮らしは益々じり貧の道を辿らざるを得まい。昨日から世界一のホラ吹き男アメリカ大統領閣下が訪日されている。本気かどうか知らぬが、報道によればお土産に金箔を張ったゴルフボールを用意したいなんてことが聞こえてきた。冗談にしても余りに下品で嫌気がさす。
昔から伝わる太田道灌に因む伝説、雨宿りに来た彼に貧乏所帯の少女が「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」と山吹の一枝を差し出したことを思い出す。
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