2025年8月15日金曜日

今日と言う日

 今日は日本人全員が深く思いを致す日だ。80年前に終戦を迎えた戦争を知らず、また意識しない人が増えていることを善とするかどうかは別問題で、本来は全員が思いを深くすべき筈だ。子供ですら喧嘩をして、自分が怪我をしたとしても相手に怪我をさせたら反省をして当たり前。戦争は子供の喧嘩と異なり、国同士が互いの兵と市民の殺し合いだ。日本軍が始めた戦争をいつからと特定するのは小生には難しすぎる。ごく大雑把に言えば日本軍が中国に進出して南京で大虐殺をしたり、満州国を作ったりした頃からだろう。国際連盟を脱退したり碌なことをしないで1941年12月8日、遂にアメリカ本土であったハワイ・オアフ島の海軍基地を襲撃してしまう。

最近ではアメリカの謀略に引っ掛かったとか、国内の政治体制が悪くて国民に戦争を抑止する機運が生まれなかったと言う人もいるが、そんなことは何の言い訳にもなりはしない。上は天皇から下は一般市民まで、挙げてアジア諸国や英米蘭諸国にまで武力衝突を仕掛け、挙句コテンパンにやっつけられて300万人以上の日本人が世界のあちこちで死屍累々となり、1945年8月15日に国際連合軍に対して無条件降伏を宣言したのだ。10年前の今日、当時の安倍首相は「戦争について何も責任ない子や孫たちが・・・」と述べたとされているが、とんでもないことだ。奈良時代や平安の昔ならいざ知らず、僅か70年やそこらで身内や友人を殺された人たちが犯人を許すと思うのはどうかしている。

毎年この日に行われる戦没者慰霊祭で天皇陛下が述べられる<深い反省>を全国民がかみ締めなければならない。そうでなくば亡くなった方々は浮かばれないだろう。

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