今日まではお盆。お迎えの準備も無いが、仏さまが今も我が家に同居されている筈。昨夜も不思議な足音を聞いた気がする。明日は日本が連合国に無条件降伏を宣言した日。記念日とするにはあまりに悲しいが、人それぞれ様々な思いもあろう。ここ数日テレビも終戦関連報道が多いが、個人的には反省するには少し年が若すぎるような気がしないもない。小生より若い人たちにすれば一層のことだろう。
1941年の12月に始まった戦争、始まりは日本軍がハワイやシンガポールを陥落と極めて景気良かったそうだ。しかし半年後の1942年6月ミッドウェイ諸島海域における海軍の大敗北で局面はあっという間に反転。実態とすれば1945年8月15日まで負け戦の連続だったのかもしれぬ。国内の報道はでたらめだから実相を詳しく知る人は殆どいなかったのかもしれぬ。個人的にも父や母から当時のことを聞いた覚えが殆ど無い。
内務官僚で熊本県勤務だっただった父が海軍占領地行政官(海軍司政官)として南太平洋の島に出征したのが1942年の8月。父もミッドウェイ沖の大敗北は知らなかったようだ。当時の日本はかなりの知識人でも戦争の実情何ぞ知らなくても恥では無かったらしい。現代的に当時を振り返ればミッドウェイ海戦の責任は厳しく追及されるべきで、山本五十六大将は元帥どころか予備役に編入されても不思議は無い。ましてや後に戦死した際国葬が行われているが、安倍晋三氏の国葬儀に相通じるものを感じる。
兎に角、個人も社会も原因分析と反省が大切。これが無ければ何でもできる。現代は反省に代わって総括なる言葉がはやっている。反省も総括も時を逸しては意味が無い。
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