アメリカのトランプ政権が世界中を騒がせている。彼らに関しては日本のマスコミも懸命に追いかけているつもりだろうが、彼等の行動力にはとても及ばない。日本から見ての毀誉褒貶と日本的価値観からの善悪は様々だろうが、そのスピード感は感心するばかりだ。俗に口八丁手八丁と言われるが、観察している小生からすれば評価する時間を与えられなくてもどかしい。
比較して日本政府の政策。物価対策とか米の流通問題などに加えて対米貿易問題、一見すると多くありそうで、実際にはこれから検討しますとか、秋ごろには何とかとかで先が見通せることは皆無に等しい。またアメリカの比較で思うのが決定的なリーダーの不在。議員内閣制の日本では首相が国のリーダーであるべきだと思うが、石破氏にはリーダーらしさが全く見られない。ある時は林官房長官、またある時は盛山幹事長がマスコミのインタビューで首相以上に偉そうに発言をする。
政策課題に関する閣僚の発言も、時には政調会長なんかがテレビのインタビューに応じたりする。リーダー不在、責任者不明の嫌な感じを創り出しているのはテレビ局側にも責任があるかもしれぬ。兎に角日本政府の政治的発言は上から下に至るまで全て逃げ腰、及び腰であるのがどうも気になって仕方ない。日本の記者会見なんて外国のそれに比べればまるで学生新聞のインタビュー。何をびくついているのかさっぱり分からない。
政府閣僚に言いたい、己が信ずるところ抱いて政治家になった以上、もっと責任ある発言をすべきで、出来ないならば職を辞すべきだ。
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