スマホの普及に伴ったものかどうか分からぬが、今はQRコードの大流行。スマホは時計代わりと歩数計の意味で常時持ち歩いているが、前述の2項以外は本質の携帯電話機能しか使わないようにしている。と言えば格好良いが、実際には使えないのだ。今朝の朝日新聞に荻原浩氏が寄稿して小生と同じ悩みを切に書いている。荻原さんはこちらより一回り一寸お若いが、70歳くらい。小説家で直木賞や中央公論文芸賞も受賞されているから有名な方だと思う。
タイトルは「(寄稿)置いてきぼり、思い知った一年 タブレット注文、猫型配膳ロボ…ん、もう。」最初に取り上げてくれたのがファミレスでのこと。昨日たまたまファミレスで昼食を食べたので余計共感を覚えた。注文はタブレットが原則のようだが、店員さんを呼んで口頭で注文した。注文品が一番安い昼定食だったせいか、その後店員さんが近くに来ない。近くの若いカップルは昼にしてはやや豪華な注文だった(僻みかな)せいか、店員さんが頻繁にサービスで注文品を運んできていた。
それを羨まし気に見ていてハッと気づくと、後ろに配膳ロボットが停止していて我が注文品が乗っていた。慌てて膳を取り出すと完了ボタンを押すまでもなく、ロボット君は回れ右で立ち去って行った。レストラン内の機械だからできるだけ静かに動き回るよう設計されているのだろう。店によっては動き回る際音を出したり挨拶するのもあるが、どちら好むかはオーナーの趣味次第だろうから仕方ない。
寄稿者の荻原氏も似たような思いをされた経験があるのだろう。慣れてしまえばどうと言うことも無いだろうが、勘定を済まして出ようと思ったら、これも自動カウンター。前に同世代ご夫婦が手続きをしていたが、何やらポイントカードの読み取りが上手くいかず、何度も繰り返した挙句大声で店員さんを呼んでやっと片が付いた。自動化も意外に手間がかかるものだ。会計機が2台あって、空いた1台に向かった小生、今度は会計票のバーコードの読み取りがうまくいかない。
ウイークデイの住宅街にあるファミレスなんて殆どの客が高齢者。店も昔必要だったテーブルサービスは多少省力化できたかもしれぬが、別の意味でのサービスが大変そうだ。こちらも生き抜くためには置いてきぼりを避けるためにはされら機器の取り扱いに慣れねばと思いつつも、やはりスマホは苦手だ。
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