今朝東京に例年より15日早い初雪があったとのこと、昨年よりは25日も早かったそうで寒さが身に染むのも無理はない。何れにせよ明日は冬至、冬来たりなば春遠からじと願いたいが今年は本当に波乱に満ちた年だった。年末になってシリアでは国が潰れ、韓国では大統領が職務権限をはく奪された状態になっている。ドイツやフランスも最高責任者がレイムダック状態。その上フランスの元大統領サルコジ氏には実刑判決が下った。
首相や大統領になりたがる人達の神経が分からなくなってきた。末は博士か大臣かと夢を見ろと教わったが、遊び惚けて夢を見なかったことを良しとする屁理屈が通りそうだ。来年アメリカ大統領に就任するトランプ氏は目先の現実を大事にする人のようなので、今年世界中でとっちりかった問題を処理して、少しまともな世界を取り戻してもらいたいものだ。トランプ氏はMAGA思想でちょっと見には自分勝手にも見えるが、見方を変えれば習近平氏の唱える「多国間主義と内政不干渉」にも通じるところがある。どうでもいいから仲良くしてくれ。
国内も多難な年だった。長年無計画な勝手気ままご都合主義で、国民生活より政府与党の都合を優先して長期政権樹立だけを夢見た積年のつけが一気に噴き出し、国民の声を聴く力とか格好をつけていた岸田政権はあっけなく崩壊、石破政権に代わったのは良いとしよう。しかし石破氏自身も驚いているかもしれぬが、よく言えば伝統、悪口で言えば悪習慣、即ち他人のことより我田のこと。どうしても抜けない金権体質。人の情けより他人の金を己の物としたい盗人体質はどうにもならない。
首相自身がどのように感じてるか知らぬが、総裁選挙前に言っていた理想論は全て跡形もなく消えて元の木阿弥。すっかり自民党らしくなってしまった。昨日や今日になっても未だ政治と金がどうとかこうとか騒いでいる。それも20年も前から続いているパーティー券販売のキックバック問題。3日前のことすら思い出すのが困難な小生からすれば、そんなこと今更騒いでどうだと言うのか。政党そのものを抜本的に変えるにはもっとドラスティックな改革が必要。どうせ自民党は保守主義者と右翼の相乗り政党。
どちらかが党を割って飛び出した方が国民には分かり易いだろう。しかし割るとなれば又溜め込んだ金の持ち出しで新たな騒動になりかねないか?
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