詳しく読んでいないが、今朝配信された高野孟氏のメルマガに以下の記事があった。<学力はトップレベルかもしれないが、幸福度では先進国で最低という日本/OECD国際成人力調査の奇々怪々>日本人の識字率が高いので学力がトップレベルなのかもしれぬ。調査方法も理解不能だが、次に記載された幸福度最低には少し違和感を覚える。国民一人一人の幸福度を計量化すること自体が難しいだろう。個人的感じで言えば、戦争無しで約80年持ちこたえている日本だから、それだけでも相当幸福度が上がっても良いように思うが、高野氏が指摘した調査ではそうならなかったようだ。
そもそもランキング世界第○○位なんてことはスポーツ競技にお任せで、国民の幸福度は国内の政治経済の問題として論じてもらいたい。では現在、国内で問題とされている103万円の壁が報道を賑わしている。しかし正直この問題の意味とポイントが分からない。娘一人次女が働き者で、昔から人材派遣業者を使いながら転々と職を変えている。二十歳前後の結婚前から「私は貯金通帳の数字が増えていくのを見るのが最高の幸せ。」と聞いて驚くばかり。結婚して既に孫たちが就職した現在でもその癖は抜けていない。
当然壁がどうとかなんてレベルはとうの昔から問題にせず、さっさと旦那からの扶養を外して、互いに税金を払っているのだろう。壁を前にして働く日数を調整する人たちはどんな環境に置かれて悩むのかがよく理解できないので報道に接する度に思い悩んでしまう。大雑把に言って、年収103万円の人とは日給1万円とすれば年間103日しか働かない人だ。小生ですら学生時代のアルバイトで1日1万円くらいは稼いだ記憶がある。今世間で騒いでいることは学生アルバイトのことなのだろうか?
小生にとって問題は昼飯代の壁。これは財布からの出銭をガードしていたもの。500円の壁はとっくに敗れ、今や1000円の壁の前で止まりたいが、相当安い飯屋でも1000円の飯を探すのが難しい、この壁の問題の方が余ほど重大だ。
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