2024年11月22日金曜日

アスリート二人

 昨日とはまるで異なる好天気、こちらの気分まで明るくなった。ニュースには特に明るいものは無いが、野球でアメリカで活躍している大谷翔平選手が今年もMVP(ナショナルリーグの最優秀選手賞)を獲得したとのこと。これまでに指名打者のみで獲得した選手がいないとのことだが、そりゃそうだろう。野球選手は攻守双方で技術を競うゲームだから、よほど並外れた成績でなければあり得ない筈。

もう彼は人並み外れ、規格外の人間と言うことになる。特に今年は信頼していた通訳に騙されて多額の資金が流失した件にもめげなかっただから大したものだ。これで彼は川上哲治選手、王貞治選手、松井秀喜選手、鈴木イチロー選手を凌ぐ伝説選手になるだろう。


伝説になるかどうかは保証できぬが、大相撲解説で人気のあった北の富士氏が亡くなったとのこと。満82歳と言うからほぼ同世代、こちらが40歳になったばかりの時、九重部屋の横綱千代の富士関の名代として来阪してもらい、わずか数分ではあるが言葉を交わした思い出がある。あたりが柔らかくとても後に横綱を何場所も勤め、部屋の親方に迄登り詰める人とは思いもよらなかった。日本相撲協会八角理事長が「兄弟子の千代の富士関と自身の横綱2人を育てた指導力にはあらためて敬意を示したい。」と報じられているが、これは故人に対する礼儀でだから良いのかもしれぬ。しかし少なくとも千代の富士関は北の富士関より前に横綱になっている。

八角理事長が本当にそう言ったかどうかは兎も角、報道は事実確認をしたうえで報道した方が良いかもしれぬ。そんなことは兎も角、あの和服姿は本当にダンディーそのもの。チビで短足の自分にはとても真似できぬが、ほれぼれするような男前だ。お相撲さんは兎に角酒を浴びるほど飲まなければならない人生。死因が脳梗塞と報じられているが、素晴らしく長い人生を過ごされたと思うご冥福を祈りたい。

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