立冬はもう過ぎたが、テレビで観る富士山は未だに冠雪が確認できない。安物テレビと視力の衰えの双方だろう。今年は初冠雪が例年より1か月も遅かったとのこと。かと思えば台風もどきの大雨被害が未だ続いている。やはり異常気象が標準化しつつあるのかもしれぬ。来年1月大統領になるアメリカのトランプ氏は「そんなこと気にせず地下資源を掘って掘って掘りまくれ。」なんて言ってる、面白い人物だが欧州の環境派からの非難声明は未だ聞こえてこない。こちらも原子力発電で発生した汚染水を海洋投棄している国の国民だから余り偉そうなことは言えない。
昨日今日の朝方は東京も大分冷え込んできたので難しいことを考えずに食事のことでも書くことにしたい。未だ40歳台で広告会社の媒体担当として雑誌社に出入りしていた時のことだ。ある雑誌社の広告担当課長から昼飯をごちそうになった際に聞いた言葉が忘れられない。「あと何年生きるか分からないが、毎日の食事くらいは美味いものを食いたいね。」昔のサラリーマンは皆さん一生懸命仕事をしていたので、老後の楽しみには余り想像が及ばなかったようだ。
しかしこの課長さんの言葉、即ち理想はある意味で的を射てるような気がする。美味いものについては個人差があるだろうが、個人的に一番にくるのが出来立ての料理。最近は電子レンジがあるので冷や飯を食う必要が無い家が殆どだろうが、炊きあがりで一粒一粒が立っている白米飯は言うに言われぬ魅力を感じる。新鮮な生野菜も良いだろうが、個人的にはやはり温野菜の方が好みだ。
正式決定は来月になるとのことだが、数日前「麹を使って日本酒や焼酎などを造る日本の伝統的酒造りが、ユネスコの無形文化遺産に登録」が報道された。どこの国にも発酵食品はあるし、主食を利用する国も多いが、日本の?食品は確かに無形文化財で、調味料の味噌や醤油は日常的に愛用する家庭が多いだろう。これが健康にも大いに役立ち、日本人の長寿にも繋がっているとすれば結構なことではないか。
問題は消費量の問題、何事も過ぎたるは・・・・で、美味いからと言って飲みすぎたり食い過ぎがいけないのは当然のことだ。
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