2024年10月27日日曜日

投票日

 今日は衆議院選挙の投票日。選挙戦は争点が自民党の金の問題だけのせいか、盛り上がりが低かったように思う。昨日の夕方、立憲の野田代表が池袋西口で最終版直前の演説があったが、聴衆と警官数を比較したくなるほどで、聴衆は多数とは言えなかったと思う。今夜判明する結果がどうなるかは未だ分からないが、投票所も午前中に行った限りでは、人が多かったとは言いにくい気がする。昔は早朝から出口調査の要員がウロウロしていたと記憶するが、一人も見当たらなかったのも不思議。世の中はこちらの思惑や記憶に従って動いている訳も無いので仕方ないが、様々な思いを持ちながら一応投票は済ませた。

投票の後、近くのスーパーで買い物をしてきたが、どこに行ってもお年寄りが多い。他人のことを言えた義理ではなく、自分もその一人であるのも間違いないが、近くの保育園から聞こえる声が段々小さくなっている感じがして、不安でもある。今から子育て政策が大々的に行われても効果が現れるのは最低でも20年は掛かるだろう。こちらはとっくに他界している筈なので関係ないと言ってしまっては実も蓋もない。もうそこそこの大人になっている孫が二人いるが、本人たちは兎も角、母親である我が娘が子供たちの結婚に消極的なのが少し気になっている。

老い先短い年寄りが余計な心配しても始まらぬが、人間は実によくできている面もある。最近感じるのは柔軟性と言うか多様性とでも言った方が良いか分からぬが、特に政治面では立候補者たちはそれぞれ個性的なこと言っているようにも思うが、一皮むけば離合集散自由自在。庶民の一人として言えば、政党やキャリアがどうであっても、どこで誰と引っ付くか分かったものじゃない。逆に言えば、昨日まで声を枯らして叫んでいた公約も当選すれば全部忘れるのだろう、と言っても過言ではあるまい。

要はそれぞれの育ちの問題、金に汚い人間の本質はそう簡単には治らないだろう。その見極めはそんなに難しい話ではないと思う。何れにしても今夜のお楽しみだ。

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