2024年10月18日金曜日

政治家と芸能人

 衆議院選挙が始まってもうだいぶ経っているが未だに投票用紙が届かない。豊島区役所に電話で問い合わせると「16日から順次発送していますのでもう暫くお待ちください。」とのこと。石破政権の今回の解散が如何に唐突であったかがよく分かる。ならば、忖度かどうか知らぬがNHKが一昨日から初めた「新宿区で始まった期日前投票」なんて報道はすべきでないし、選挙管理委員会を通じて放送中止を申し入れるべきだろう。小生は雑念を増やさないためにテレビを観る時間を極力抑えているが、それでもこの2日千葉県と茨城県の選挙公報放送観てしまった。

千葉県の放送では圧倒的に共産党の広報が、そして今日の茨城県ではれいわ新撰組の広報が出来が良いと思った次第。両者ともに分かり易く説得力ある構成になっている。自分の予定としては立憲の候補者に投票する予定でいるので、千葉県の立憲党首演説を期待したものの、何故か野田党首がどう見ても見すぼらしく迫力が無いことにがっかりしてしまった。この放送はNHK制作ではなくて、各政党が制作したものをそのまま放送している。立憲が発注している広告代理店か制作プロダクションか知らぬが猛省を促したい。

れいわ新撰組の出来が余りに良かったので、YouTubeで10日に行われた全国の立候補者を紹介する記者会見を半分くらい観てしまった。代表の山本太郎氏はよく行動もし、且つ勉強もしっかりしているようで、消費税撤廃論は俄に賛成しかねているが、説得力がある。もし対面で話し合いをすれば忽ち論破されてしまうだろう。自分の生涯を振り返ると不思議に思うが、消費税が導入される前後の頃、こちらは広告屋でありながらテレビ番組制作もする鵺(ぬえ)のような会社に勤務。当時の大蔵省に出入りして、消費税導入の広報に一役関わっていた。

山本太郎氏は今回の選挙で戦争に関しては専門家である伊勢崎賢治氏を担ぎ出したし、嘗ては小沢一郎氏とも組んだこともある。兎に角、人たらしとも言える特異なキャラの人とも言える。一種の芸能人肌とも言えるだろう。芸能人と言えば、<もしもピアノが弾けたなら>で一世を風靡した西田敏行氏が亡くなった。個人的には突然の訃報だったが、もう満身創痍だったとのこと。芸能人とはある意味大変な職業かもしれぬ。

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