2024年9月13日金曜日

欧州のこと

 日本からは遠く離れているが、フランスは先月までパリ・オリンピック、パラリンピックを開催したので親近感を感じてしまった。要は同じ人間だということ。しかし同じ人間でも思考回路に大差がありそうだ。先ず政治的には大統領制国家なので大統領は代わらないが、首相の名前は失念したが、最近替わったことは確かだ。

それは兎も角今朝知って驚いたのはこのフランスの気候条件。めっきり冷え込んでいるようで、アルプス地方だけでなくパリなどの都市部でも急に冬(今日は摂氏5度くらいだが明日はもっと冷えるとのこと)が到来して慌てているらしい。アジアでは未だ台風や熱帯性低気圧の影響が大きい中、地球の裏側とまでは思わないフランスの報道にびっくりしている。行ったことは無いが北緯的には札幌より北にあたるのは事実らしい。

イメージ的にはパリは大都会だが人口は300万人も無いらしい。見ると聞くでは大違いとはこんなことを言うのだろう。ついでに言えば英国のロンドンなんかはパリよりももっと北らしいから、こちらの想像とはかなり違う文化が生まれるのは当たり前だ。日本の東京や大阪は北緯35度前後、多少台風などの影響は受けるが比較的暮しやすい場所にあると言えるのだろう。フランス人から日本を見ればどのようなイメージが湧くのか、想像しようと思ったが出来なかった。

長い人生で結構引っ越しはしたつもりだが、結局は関西地方をちょっとの間知っただけで、所詮は日本人しか知らないことが今朝知らされたように改めて感じた。この狭い日本でも政治的混乱が続いているが、所詮は井の中の蛙同士の争い。長々と争っているようだが、暮している我々への影響は殆どあるまい。結果がどうなろうと、将来に語り継がれるべきお話にはなりそうにない。比較して思うのはヨーロッパの国々に残された数々の政治がらみ物語、中にはかなり血腥いものも多いが、ドラマチックなものが多い。

もちろん、北欧から南欧となれば地域的広がりが生まれるが。数多くの哲学、宗教が生まれたのも不思議でない気がする。日本は四方を海に囲まれた島国と言うが、海外に飛躍した日本人のドラマは少ない。文明文化を比較するほどの知見は無いが、大きな違いを感じた。

0 件のコメント: