2024年9月7日土曜日

去りやらぬ酷暑

 24節季で処暑や白露も過ぎ、秋分に近づいても季節外れの暑さが続いている。古来日本は四季がほぼ均等に割り振られるとしたもので、長く続く酷暑が異常であればよいが、どうも常態化の危険もありそうで困ったものだ。四季のバランスが崩れると人間にも悪い影響が出るかもしれない。酷寒酷暑の合間に花の春と実り秋があることで日本人の情操が育まれて来たのだろうが、最近はそれも薄れつつあるとの感が否めない。

この週末は我が家の氏神様長崎神社の秋祭りで、これまでは夏の締めくくりと言う感じがあったが、この暑さでは秋と言う実感が湧かない。昼食のついでに千川駅前の千川町と要町合同のお宮の出先前を通って観察したが、まだ準備中で白装束の男衆が20人ほどで屯はしていたが、まだ本格的に飲み始めるには至っていなかったし、女衆は未だ一人もいなかった。それでも神社の掛け軸の前には1升便が10本並べられ、男衆は1合瓶を片手に手酌で飲み始めている者はいた。小屋掛けの完成祝いのつもりだろう。

午後に入ると、家の前を子ども神輿が何往復化した。ついてる男衆や保護者の方が暑さで大変そうだ。例年2日目は雨と相場がきまっているが、明日は雨の予報になっている。ついでに気温が下がってくれること期待するが、果たしてどうなるだろう?

テレビ報道では今年珍しく豊漁になった秋刀魚の話や、やがては松茸や果物の話を取り上げるだろう。そして無理やり季節感を強調するが、所詮は独居老人には無縁のお話。匂いも無ければ味も無い。感じるのは耐え難い暑さのみ。自然が勝手に人から遠ざかるのか知らぬが、太陽と地球の距離は昔から変わらない筈で思えば不思議でもある。学者先生たちは、人間が炭酸ガスを余りに多く排出したからだと言う人が多いようだが、地球上の人間数は僅かに80億人強。知れたものではないか。何れにせよ、今まで日本人は自然に恵まれ過ぎていたと考えた方が正しいのかもしれぬ。

円安の影響で海外旅行する日本人は減ってるそうだが、逆に日本に来る留学生は増えているとのこと。いろいろなメリットがありそうだが、「日本を選んだ理由で目立つのは、平和や安全。次が優しく親切。自然豊かで美しいというイメージも。」とのこと。結構ではないか。

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