2024年8月10日土曜日

平和国家

 いよいよお盆休みの週に入った。今日から都心は少し静かになるだろうと期待している。来週木曜日は先の大戦終戦の日。あの日以来多くの日本人は戦争の無い「平和」を何事にも代えがたいを大切なものと考えるようになった?小生も勿論その一人である。しかし、ここで少し冷静に考えると、平和より戦争、即ち国家による公然たる殺人行為を大事だと思う人間や組織、敢えて言えば国家までが想像以上に多く存在してることに気が付いた。そんな単純なことに今頃気が付いてどうする。当たり前だろうとの声が聞こえてくるようだ。

世界は現在血腥い話題に満ちている。武器や弾薬を製造する企業が無くなれば、これがだいぶ減るだろう。しかし刀槍剣、弓矢、火薬は古代から戦争の道具として使われ、これが科学を発展させる要因にもなったことだろう。換言すれば、歴史上世界で戦争が無かった時代は、ここ5千年か4千年か確定できぬが、先ず無かったとすべきだろう。中には南米アンデス山脈の高所に存在する国家のように比較的長く平和を保った国もあったかもしれぬ。

しかし中南米諸国も結局は、ヨーロッパ先進国の武力には歯が立たず侵略で滅ぼされてしまった。と言うことは武力は文明の証しなのか。そうは思いたくなくても歴史はそれを否定できない。平和国家日本に生きてる小生には大きな矛盾に思えるが、虚しく思っても仕方ない。矛盾だらけであろうと平和なら良しとしよう。

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