早いもので新年度がスタートして3週間過ぎた。学校も会社も新年生を迎えての行事も一段落し、新しい授業や仕事が始まって活気が漲っていい頃合いだ。しかし世界のあちこちで戦争が続いている影響だろうが、街なかもなにかパットしない暗い雰囲気だ。行きつけの店の多くが単独客が多いせいかも知れぬ。街を歩いていればどう見ても上司と部下が連れ立って歩くのをよく見かける。彼らの姿がなんとなく暗く見えるのが気になる。
そんなことを思いながら昨日の夕方、パン食堂でパンを食っていたら、向かい合わせのカウンターに座った白人男性、金髪に近かったので最初女性かと思ったが、髪の毛を綺麗に七三に分けた色白で細身の男性だった。年齢も不詳だが、左腕の手首に近いところに入れ墨があったし、首に大きなヘッドホンを巻き付けていたから少し貧乏なミュージシャンのような芸人かもしれない。小生と大差ない盆を持って座るとき、対面にいた小生に投げかけた満面の笑顔が非常に印象的。これが西洋流のエチケットなのかも知れぬが、日本人には難しい芸当だと思う。
回り道をしてしまったが、サラリーマンの初任給は近年稀に見る高額になったと報道は言うが、何処の飯屋であろうと少し高めのレストランでも、勤め人風情の客同士、或いは店員と話をする個人客でも余り景気の良さそうな話し声は聞こえてこない。30数年ぶりに株価が4万円を突破して、年内には4万5千円までは行くだろうなんて話もあっったが、果たして行くだろうか?むしろ20数年ぶりの円安250円なんて心配する声まで聞こえてくるし、円安で儲かるのは輸出で稼ぐ自動車屋さんくらいで、庶民は物価高に抵抗の術が無いのが実態。
岸田首相は6月か7月には景気の好循環が現れると仰るが、なんで春先でなく中途半端な時期を指すのか全然意味が分からなかった。むしろ公共料金の料金改定や、若い人たちにすれば、年金制度の改悪で保険料納入が5年も延長されるなんてことは悪い冗談かと思うに違いない。年寄りが白けてはいけないが、白けと言えば昨日本屋で、店員さんに本を探してもらい、受け取った本をパラパラと読んで、結局謝って戻してもらった。数週間前朝日新聞の書評(売れてる本)にも上がり、今月の文藝春秋でも佐藤優氏が態々作者と対談までして推薦してる話題の「この部屋から東京タワーは永遠に見えない」麻布競馬場〈著〉。嘗ての植木等やドリフターズの志村けんの亜流のつもりかも知れぬが、売れる理由が全く理解でない。
若い人に白けは不要。結果がどうであろうと、真剣に生きてもらいたい。
*明日1日出掛けてしまいますので、ブログは休みます。悪しからず。
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