人体の構造は不可思議で、大勢の科学者がその秘密を解き明かすべく努力されているが、なかなか思うようにいかないのが実態だろう。数日前NHKの番組「ヒューマニエンス」が<記憶>を取り上げたので興味深く観た。そして思ったことは「人の記憶は当てにならないこと」。昔から普通の人より記憶力が弱いと思っているが、普通の人でも記憶は思い出すたびに強くなることもあるようだが、一般には思い出すたびに新しい情報が加わったりして変化してしまう場合が多いようだ。
最近よく見かける光景の一つに、飯屋で美味そうな料理をスマホに収める娘さんたちの姿がある。写真や映像は2次元の形や色はかなり正確に取り込み情報として残すことが出来る。しかしその料理が醸し出す薫りや温度はたまた食感などに由来した感動を残すことは不可能。要するに個人的な刺激は日を追って薄れても仕方ないだろう。物忘れが激しい小生なんぞは一昨日の昼食った食事でさえ思い出すのが容易でない。
最近は高校同期生のの訃報が多く、同期会幹事の友人がメールで知らせてくれる。一昔前であれば誰のことかすぐに思い至っただろうが、最近は容易には思い出せない。山を歩いて得た感動なんかも今や何処へ行ったらやらだし、昔覚えた英語の単語が思い出せなくても気にする必要は無さそうだ。別に悪気があって忘れるわけではないだろうが、テレビで、忘れると言うことが意外に大切らしいと知って少し安心。
マスコミでは博覧強記の代表格、池上彰氏や林修氏は記憶保存に関してどんな努力をしているのだろう?なんてつまらぬことを考えたりしてだ。記憶は海馬だけでなくて脳内の異なる場所に保存されてるとのこと。脳みそと言うくらいだから、脳神経を含め記憶を保存してるのは何れもタンパク質。精々肉食や豆食を大切にしようと思ったりした次第。何となく冗談ぽくてゴメン。笑
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