2024年3月14日木曜日

セコい考え

 北風が止み、やっと春らしい暖かさがやってきた。日中は外にいても屋内でも暖房要らずで有り難い。自然の恵は時間が経てばやって来るが、政府が言うところの経済の好循環は本当に6、7月頃には来るのだろうか?日本株価の値上がりや期待以上の賃上げで喜ぶ大手企業の皆さんは信じているかもしれぬが、年金頼りの年寄にはどうもピンとこないし、同じように俄に信じ難い人は喜ぶ人より多い筈だ。年がら年中街をほっつき歩いているので、その重苦しい雰囲気が何となく分かる。

自分としても生活防衛は大きなテーマだ。首相は昨年の年頭記者会見でやたらに「挑戦」を連発し、今年の年頭には「昨年に引き続き、本年も覚悟を持って、先送りできない問題への挑戦を続けてまいります。特に2つの課題、第1に、日本経済の長年の課題に終止符を打ち、新しい好循環の基盤を起動する。」と述べている。22ヶ月も実質賃金が下がり続ける経済状況からすれば、当然のことながら小生はじめ多数の人は、個人が生活防衛を考えるしかあるまい。

国の経済には更なるマイナスであることは承知だが、生活費の切り詰めだ。我が暮らしを顧みれば、生活防衛のため余計なものはかなり省いてきた。ガザのパレスティナ人民を思えば3度の飯を2度にするとか方法は未だ多く残されているだろうが、個人的には頑張って切り詰めているつもりだ。兎に角目標は年金の範囲で生活することにある。国民年金と企業年金併せて月に20万円弱。インフレがどう動くか分からぬが、当面は1日5千円以内で生活していれば何とかなるだろう。

年金暮らしを始めた頃、友人と「これから1日1万円暮らせるから楽なものだ。」と話し合った記憶がある。当時は家内と二人暮らしだったから独身の今、1日5千円なら御の字かな?何れにせよセコい話だ。

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