2023年12月21日木曜日

ザイム真理教

 数日前から気になっていたので調べてみた。既にご存じの方も多いと思うが、経済学者の森永卓郎氏が発明した新語で、同名の書籍がフォレスト出版から出ていて、既に200万部に達したとのこと。氏の説に共感したので少しここで敷衍したい。これも読者には既にご存じの方も多いはずだが、小生海外旅行の経験が少ないので初めて知ったことがある。アメリカには消費税なる制度が無いらしい。何でもアメリカの真似をしたがる我が国がなんで真似をしてくれないのか恨み節を言いたくなる。

いきなり突拍子もないところから引用を始めたので、解りにくかったかも知れない。ザイムとは財務省をもじったもので、森永氏は自著の宣伝に「それは信者8000万人の巨大カルト」と書いている。財務省がカルトとは穏やかでないが、今朝のメルマガを読む限りでは大分納得がいった。肝心の書物を読まずに氏の発言を引用するのは少し気が引けるので、昼食の後、書店で著書を購入してきた。

従って、著書は未だ読み切っていないが、内容的には今日引用する内容を膨らませたものとしても差し支えなさそうだ。何回も書いている通り、経済についてはチンプン漢の小生、森永氏の理屈が正しいかどうかは分からないが、兎も角、氏の発言を引用するので、読者に判断はお任せする。氏が言わんとするところは、財務省が経済学の理屈に合わない政策行っていること。その代表的なものは大規模金融緩和と消費増税の組み合わせ。これはアクセルとブレーキを同時に踏むのと同じで経済的論理の整合性が全くなくて、日本がデフレに戻る原因になっている。

次が、国民負担率、つまり、税と社会保障負担が国民所得に占める比率ですが、それがどんどんどんどん上がっていて、特に2000年代以降は急速に上がっています。30年前は国民負担率は三割程度だったんですが、今や5割ほどになっている。これで国民の生活が楽になる筈が無いのは当たり前。そこで何故こんな馬鹿げた政策が打ち出されたか?そこには財務省が作り出した神話が関係する。即ち、一言で言うなら「国の借金がやばい」、というものです。この神話を作り出すために財務省は数多の嘘で塗り固め事実を隠蔽しています。

以上が主たる発言の引用だ。詳しく読んでいくと確かにカルト集団と似たような振る舞いが多くあることが分かるが、詳しくは著書を購入して読んで頂きたい。

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