2023年12月15日金曜日

記者会見

 昨日も岸田首相の記者会見について書いたばかり。今日も朝から大谷翔平選手の入団記者会見を昨夜と同じくらい約30分観続けた。更にもう1件、こっちは4時間ほど続いたらしいロシアのプーチン大統領の年末恒例の記者会見(昨年は開かれなかったとのこと)。実はこっちをずっと観たかったが、NHKのテレビで報道されたものは合計しても5分程度だったと思う。これが残念でならない。

仕方がないので、ネットで少し(15分くらいかな)観た。今年の記者会見は西側報道陣にも公開され、ニューヨーク・タイムズ記者が「スパイ容疑で拘束されているウォール・ストリート・ジャーナル記者釈放」の見通しを尋ね、プーチン氏は「われわれは合意に達したい。互いに受け入れられ、双方の納得できる合意にする必要がある。この点について米国側と連絡を取っており、対話を継続している」と応えたとのこと。昨夜のBS・TBS「報道1930」ではこの記者会見を茶番と切り捨てていたが、茶番であろうとなかろうと公式会見だから完全に取材した上で、批判をすべきだ。外国に逃亡している元側近の批判を聞いてもなんの足しにもならない。民放各局が好んで使う方法だが、出所不明のインタビューでのロシア批判も一概に否定はしないが、報道に値するかどうか慎重に判断してほしい。

紙媒体にはよくある投書欄と同じで、記者会見はある意味読み応え或いは見応えがある。何故か、会見するのは生身の人間、逃げ隠れようがないからだ。嘘は必ず見破られる。逃げてはいけないのに政府の記者会見は逃げ口上ばかり。毎日2回も必要無いから逃げない会見をしてほしい。これまでのところ、政府の会見は現行の棒読み。国民との対話を望んでいないことが見え見えでつまらない。任に当たる官房長官が今日から替わるそうだから、林新長官がどんなスタイルを取るか注目したいし、見逃し続けてきたメディアの側も変わってほしいものだ。

大谷選手の入団記者会見は素直で安心できたのはもちろん。来シーズンはピッチングは無理らしいが、バッターとしての意欲も体調も十分なようで、ファンは安心できたことだろう。会見を設営した球団側も心得たもので、日本メディアの記者の日本語による質問を多く取り込んでいた。スポーツ紙が殆どなので仕方ないが、大谷選手の通訳に放送局の通訳音声がダブり、日本人の小生にも聞きづらかったので、現地のファンも相当聞きにくかったと思う。自分もそうだから非難はできぬが、日本人の英語ベタ困った問題だ。

因みに会見は切り刻まれず、頭から尻尾まで観るべきものかも知れぬ。

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