2023年11月8日水曜日

法規制

 長野在住の友人や親戚がネット上に公開した紅葉の素晴らしい写真を見て、秋の気配を感じることは出来るが、東京では秋の気配を感じないまま立冬になってしまった。暦は冬でも穏やかな秋晴れ。しかし外から灯油の巡回販売の聞き慣れたメロディーが流れてきた。気象庁は今年は暖冬と予報しているので当たってくれると有り難い。相変わらずの毎日だが、昨日少し感じたことがある。日本の社会秩序が整然としてることは有り難いが、法規制がここまで必要だろうかと言うことだ。

自転車が歩道を我が物顔で走り回り歩行者に迷惑をかけていることは事実なので、自転車の利用者に交通違反切符を切ったり、ヘルメット着用を半ば義務化するのは良いかもしれぬ。しかし昨日、冬になるので念のため風邪薬の常備薬「改源」を買うために市販薬局に行って驚いた。我が散歩コースには大手市販薬局が2軒ある。最初入った薬局には「改源」の在庫が無かった。今年は処方薬品でも漢方系薬品の品切れを経験してたので然程驚かなかったが、これは法規制とは別問題なので措くとする。

問題は2軒め店で製品を見つけカウンターに向かったところ、店員の応対が少し変で「お待ち下さい。」とのこと。暫くして薬剤師の資格を持つらしい店員が1枚の案内書きとと共に登場。そこに記された質問票に沿ってこちらの身分と使用目的を確認、その上で製品に含まれる成分の説明をして、類似市販風邪薬を同時に使用しないよう注意された。最初の店員にまた代わり勘定を済ませて「手間暇が掛かって大変だね。」と言うと「法律が変わったので仕方ないです。」と済まなそうな顔。こっちは暇人だからなんとも無いが、店側は大変だと思う。

市販感冒薬に含まれる薬用成分は、どれを取っても余り効かないくらい弱く抑えられているのは周知の事実。恐らく飲み合わせの危険も殆ど無いだろう。法規制がそこまで必要だろうか?有難すぎてなにか弊害が生じないか心配でもある。

0 件のコメント: