2023年11月9日木曜日

サービス自動化時代

 少しばかりの物忘れ、例えば外出して数百歩歩いて財布を携帯していないこと気づくとか、人の名前を思い出せいといったど忘れは仕方ないが、最近は学習し直して覚えたつもりのことをすぐ忘れてしまうのが気になる。記憶の構造はよく知らぬが、何でも新しい知識は剥がれやすいと教わったような気がする。最近国会図書館に久しぶりに足を運び、入館手続きから図書閲覧に関する一連の流れを学習し直したことは数日前に書いたばかりだ。

そこで昨日、安心して続きを読もうとまた出かけた。ところが、案に相違して図書閲覧の手続きが思うように進まず、再び案内係の世話になってしまった。聞くは一時の恥ならいいが、一度聞いた手順を1週間も経たずにまた聞くのは一時の恥では済まない。認知症とは認めたくないが、脳の働きも相当劣化していることは認めなければならぬだろう。小・中学生時代に先生から宿題を出されてそれを怠けていたこと。即ち復習の重要性を甘く見ていたつけが今頃回ってきた気がする。

二十歳前の若い頃であれば、2度3度の経験で覚えられたことでも少し手順が込み入ったたことになればそれでは済まないのだろう。夕方になって食事のために入ったファミレスでも再び思い知らされた。最近は似たような店が多いが、そこも注文はタブレット、配膳はロボットの完全自動化。注文は何とかこなしたが、配膳ロボットの完了ボタンが見つからない。ロボットの前で困惑してると見兼ねて隣席の女性が教えてくれた。サービスの自動化は仕方ないだろうが、ボケ老人にとっては少し厄介でもある。

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