2023年8月9日水曜日

年寄りの覚悟

 冒頭先ずお詫びをしなければならない。「昨日のブログで読売新聞の渡邉恒雄氏を故人と書きました。直ぐに友人からメールが来てご存命とのこと、お詫びして訂正させて頂きます。」

年齢の上に暑さが重なり頭が相当に混乱している。それにしても意味の分からぬニュースが多いことだ。昨日は防衛大臣が態々会見を開いて中国軍ハッカーが日本の防衛機密にアクセスしていたとの米報道を巡り次のように発表してる。「サイバー攻撃により防衛省の保有する秘密情報が漏洩したとの事実は確認していない。中略 これまでサイバー攻撃によって任務の遂行に影響は生じていない。」アメリカの報道は、自衛隊で情報がダダ漏れになっているので困る、とされたことへの説明には全くなっていない。

漏洩の事実が確認できないなら問題だと思うが、防衛大臣は平然としていた。サイバー空間の技術的問題は分からないが、アメリカ軍は日本自衛隊のサーバー状態を日頃からそれこそハッキングして監視していることになる。従って中国軍のハッカー集団が同様に侵入してることが分かったのだろう。ならば、自衛隊のサーバーに侵入している国は米中以外に多いと想像したくなるが、こちらが間違っているのかな?

昨日の報道でもう1件腑に落ちない政治家の行動。夏休み期間に政治家は海外に行きたがるものらしいが、麻生福総理が台湾に行って演説をした。曰く「日米台湾が一致団結して中国と戦争する、その覚悟を持たなければいけない。」とけしかけたのだ。麻生太郎氏は確か小生と同じ年齢、相当ボケが来ていても不思議は無い。あの唇の歪み方から想像すれば、軽い脳梗塞があったとしても驚かない。演説内容を首相とすり合わせしていたとは思わないが、聞いた首相だけでなく、台湾の総英文総統やアメリカや中国の高官たちも腰を抜かしたことだろう。

ただでさえ米中は台湾を巡って緊張感が高まっている。当事者はこの緊張感を弱めることに意を用いている真っ最中だ。ここで有事が発生したら真っ先に側杖を食らうのが日本であることは万人が識るところ。どう勘違いしようと、日本人が戦争を覚悟なんか出来るはずがない。年を取ってボケてくるととんでもない勘違いが起きるのは経験的によく分かるが、人間80歳を越したら余程心しなければならない。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

「確認していない」とは、「記憶にない」と同様でしょう。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントを有難うございます。
確かに、殆どの日本人は戦争の記憶は無いでしょうね。
麻生氏にはあるのはどんな記憶かお聞きしたいものです。