2023年8月1日火曜日

経済政策

 長いこと年金だけで暮らしているので、政府の悪口を書くのは少し気が引ける。更に経済についても知識が全くと言っていいくらい無いので、今日のブログは的を大分外すかもしれぬこと予め断っておく。最近年金が少し増えるとか増えたとのニュースがあるが、どっちにしても雀の涙。年金生活者は物価が上がらなことが一番ありがたい。嘗て民主党時代はデフレとやらで物価が余り上がらなかった。しかしこのことは国家の経済を萎縮させたと厳しい避難を浴びて、僅か3年そこそこで政権交代となってしまった。小生からすれば残念至極。

替わって登場したのが安倍政権。彼は意味不明な言葉をいろいろ吐きちらしたが、今でも不愉快に思っているのが<アベノミクスの3本の矢>。経済用語として一世を風靡したように記憶する。中に金融政策が含まれて日銀総裁が交代されて、財務官僚から黒田東彦氏が抜擢された。この経済政策の成功は雇用率の改善を伴ったとして評価されたようだ。他にも評価されたことはあるかもしれぬが、少なくとも年金生活者から見れば、政府の経済政策で生活が良くなるなんてことはありえないと思っているので、何も思わなかった。

そうこうするうちに世界中にコロナ禍が蔓延、おかしなマスクは記念に取ってあるが、一人当たり10万円の特別給付金は有り難く頂き、食い物に変わって今や体の一部になっている。ワクチンも無料で5回だったか6回だったか忘れたが、打って頂き、お陰で未だ無事生きている。累計死亡者はアメリカでは100万人を超えたと聞くが、日本はその3分の一を遥かに下回る20万人以下ではなかろか?しかしコロナ禍が収まり始めた昨年後半から物価の高騰が凄まじい。

理由はコロナ禍以外にロシアとウクライナの戦争もあるのだろう、4年前と比較すれば口に入れる全てが5割近く値上がりした。被害者意識を差し引いても、食料以外の散髪料や交通費なんかも3割は間違いないだろう。ヨーロッパの国には、生活費の高騰を抑えるのが政府の責任と考える国もあるが、日本の政府にはそんな考えは全くと言っていいほど見えない。むしろ最低賃金を強制的に上げることで働く人を支援する方向を自慢したいようだ。それは結構だが、それで齎される物価に関しては、政策的に打つ手段は無さそうだ。残された余命の長さは分からないが、これから益々節約が求められることだろう。

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