2023年6月17日土曜日

父の日

 昨日から急に真夏の暑さになった。昼間は2階に居ることが多いので、南北の擦りガラスの窓を開け放つ。今日も外の日差しは強いが、網戸を通して初夏の爽やかな風が吹き抜けていく。但し、都会だから仕方ないだろうが、近くで始まった道路工事や近隣に何件もある建築中の住宅がたてる騒音だけは我慢しなければならない。株価も急上昇してるようだし、世の中には住宅を新調するお金持ちが沢山居ることに感心せざるを得ない。昼飯を食った店で、隣の席でお婆さんと娘かどうか分からぬが、中年の女性が投資に関して会話をしていた。内容は難しすぎて理解不能だが、何方も幸せを自慢しあってる風情。結構なことだ。

昔駐車場だった空き地がどんどん狭まり、我が街の風景は本当に変わってしまった。南側に建っていたアパートが取り壊されて暫くは駐車場になっていたが、それも終わって現在は本当の空き地。ざっと150坪は下らないと思うが、目前にある空間は得難い環境でもある。この環境がいつまで保たれるかが問題だ。大邸宅か立派なアパートが建つのも時間の問題だろう。

今日は転倒してから丁度丸1週間目の土曜日。転倒で壊した眼鏡の代替品を受け取りに行ってきた。家や眼鏡は壊しても代替が可能だが、生身の体は壊すとそう簡単には代替がきかない。そこが辛いところだ。外から見える怪我は少しずつ良くなってはいるが、筋肉そのものやそこで覆われて見えない部分は復旧に、前回と同様早くても1ヶ月は掛かるだろう。焦ってもどうにもならない。

明日が父の日らしいが、昨日はその日を早めて長女が来てくれたが、今日は次女が、早めの夕飯を付き合ってあげるとて、夕方銀座に呼び出されている。長女はいつも自宅に来てくれるので、持ってきてくれた菓子とお茶で済むが、次女はそうはいかない。今日も明るい時間からしっかり飲むことになるだろう。家内生存中は「我が家は毎日が父の日だから、父の日の祝はしない。」で終わり。

家内の没後は毎年娘たちがなにかしてくれる。それもこれも皆人生の一場面、なるがままに生きるだけのことだ。

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