2023年6月16日金曜日

親子の会話

 昨夜岸田首相が今国会で解散はしないと明言した。理由の一つに、この法案に立憲民主党が賛成すると報じられ今国会の最重要法案である防衛財源確保法案の成立にめどが立った事があるらしい。元外務官僚天木直人氏は今日のメルマガで「解散総選挙をめぐる政局から明らかになった護憲政党不在の日本の政治」と書いている。与野党政治家が口を揃えて唱えるオマジナイ「中道」の落ち着き先がこれである。俳人中村草田男氏の「降る雪や明治は遠くなりにけり」を借用すれば当に「降る雨や戦後は遠くなりにけり」だ。

戦後78年、兎に角時代はすっかり変わってしまった。戦後干支が一巡する平成半ばくらい迄は、日本人の大部分は無意識的に自国を平和憲法を持つ平和国家と思っていただろう、と勝手に想像している。その後実際には日本人がそっくり入れ替わったわけでもないのに、今思うのはその憲法が蔑ろにされ、平和国家の思いが随分薄れてしまったことだ。個人的にも齢すでに83、今更何を嘆いても致し方がない。

今朝一番に長女が父の日の祝にと好物の菓子を持ってきて、雑談の相手をしてくれた。「元気が良いのは結構だが、転倒だけは気をつけてくれ。」が最大のメッセージで他には身内の様々な情報。特に98歳の義母が屋内で転倒して入院した後、施設に入リながら長いこと見舞いが叶わなかった。最近次女と上の孫が見舞うことが出来、すぐに誰かが分かり、却ってボケがおさまったみたいだったとのこと等々。

幾つになっても親子の会話は楽しく元気の源になる。昨日は友人と転倒について話して、杖を持つことを薦められたのでそうしようかと思ってる、と言うと娘曰く「もう暫くは気をつけることに専念して、杖は暫く持たない方が良いだろう。」言われてみると家内も杖を使いだしてから何度も転倒している。長女の薦めに暫くは従うようにしたい。

4 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

杖に関して、娘さんの薦めは尤もだと思います。
貴兄が杖を考えるなら、山行の時も考えて両手持ちのストックのほうが良いのでは。
私のブロ友..と言っても、既に85歳超えらしいのですが..福井県在住で未だに登山三昧とのことです。
昨年は中古車を買ったり、最近は陽が呉れてから下山することになり、コケて崖をずり落ちたとのことでしたが、1週間と経たないうちに傷を引きずりながら登山を再開したとか。
彼の元気印には脱帽です。
でも、気は心なんでしょうね

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントを有難うございます。
娘曰くですが、杖を持つと杖に頼りすぎて姿勢が悪くなったりバランスが崩れるらしいとのこと。「姿勢を正してゆっくり歩くことにして。」でした。
言われてみると尤もだと思いました。

雲の平 さんのコメント...

娘さんはやさしいですね。私も娘たちとはよく会話しています。

ウオーキング仲間が5人いますが、ひとりだけ2本ストックを使っています。
今度沖縄旅行に行く同級生の一人が杖を持って行こうかと考えているそうです。
いずれ私も使うようになるでしょうが、人それぞれですね。
お互いに気をつけて暮らしましょう。

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
いつもコメントを有難うございます。
ストックは私も一瞬考えましたが、昨日長女に言われて当分使わないことにしました。