2023年6月4日日曜日

人生いろいろ

 先週娘(長女)から電話で「〇〇おばさんが8日に亡くなったが、おじさんの意向で主な親戚にも知らせず、本当の家族葬で送ってしまった。」実はこのご夫婦が小生の実質的なお仲人、亡くなったご夫人の姉が家内の母で未だ存命。流石におじさんも気になったのか、大分経ってから家内の弟宛に電話をしてきたらしい。義弟も流石に入院中の母(即ち亡くなられた夫人の実の姉)には話をしていないようだ。おじさんは小生の一回り上の辰年、即ち95歳、亡くなったおばさんは92歳とのこと。ここ数年コロナ禍の影響もあって、葬儀を家族葬で済ますケースが増えている。

前から親類の中でも際立って元気なおじさんだったが、奥さんに先立たれてショックは大きいことだろう。小生も知った以上は何もしないわけにいかない。娘と相談して取り敢えず香典だけは送ることにした。昨日また娘から電話があり、「おじさんから香典の礼の電話があった。流石に<本当は俺が先にいく予定だったが>と少し寂しそうではあったが、あまり変わりなさそうだった。」とのことで一安心。他にももう大分前に嫁に出ていた義理の妹が出産して、元気な子供が産まれたとの話もある。娘たちもこの従妹とはよく付き合っているが、出産前から健康管理一途だったらしいと感心していた。

他界する人、新たに生まれ出る赤ちゃん、先週は正に人生いろいろだった。他にも昨日、大昔ある放送局にに入社する際少しアドバイスらしきことをした小生からすれば青年だが、既に56歳から電話が来た。離職する決心をしたので、とのこと。小生は47歳で半ば喧嘩腰の離職だから。勿論異を唱えることはなく、心からハッピーリタイアを祝って少し長話をしてしまった。彼はもう亡くなった友人の長男で、長い付き合いだ。彼と会う時はいつも聞き役、就職時には少しアドバイスをしたかもしれぬが、社会人になってからは、こちらの経験を遥かに上回る経験をしている。

当然、離職に当たっても会社に迷惑をかけず、今後も友人知人との関係を大切にして、新しいステージに臨んでいくに違いない。引き換え、こちらのボケぶりは益々真に迫りつつある。アルツハイマーの初期症状を越して本格化してるのではと思うほど、物忘れが激しい。今朝冷蔵庫を開けて「しまった!」と思った。朝飯の定番「納豆」を3日おきに買うのを昨日忘れていたのだ。基本中の基本を忘れるとは何たることか、喝!

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

最近に言うところの「家族葬」とは、本来の「家族葬」ではないと思っています。
元々の家族とは、要するに「家制度」に言う家族ではないでしょうか。
現憲法風に言えば相続できる3親等ということになるのかも知れませんが、古くは家督相続ができるかもしれない立場の者は無理押ししてでも葬儀に顔を並べて自分の権利と今後を主張したのだと思います。
ところが現在では、単なる親子関係すら保てない「家庭」の親子+孫の関係が取り仕切るだけの葬儀になりました。
葬儀という儀式は、某が紛いなく死に、彼の世に旅立ったことを確認するものであり、これからは先祖である事をすべての家族が認めることの意思表明だと思います。
もっと言えば、「家庭葬」は単なる自己満足だと思います。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントを有難うございます。
ライフスタイルが多様化してきた現在ですから、葬儀も婚礼も色々なやり方があるようです。それで良いだろうと思います。