2023年6月3日土曜日

少子化対策

 この春社会人になった孫が二人いる。一人は大学と大学院を通して6年間AIを勉強した。その下になるがもう一人は商学部だったのでITとは無縁の学生生活だと思うが、何故かIT関連の企業に就職ができたのが不思議に思っている。勤まるのかどうか心配で、親(次女)に聞くと「ゲーム好きだったから良いじゃないの」と彼女は全く心配する気配もなく、意味を理解しがたい返事だった。

たしかに現代は少しパソコンを使いこなせれば、チャットナンタラと言ったAIとやらを活用してかなりのビジネスが可能になるかもしれぬ。また若いゲーマーからアメリカ国防省の秘密文書が流出してしまう世の中だ。これこそ異次元の世界の話と言うべきかもしれぬ。岸田首相が「異次元の少子化対策」と宣って、年間3兆円規模の予算を組むことを決めたが、こんなことは異次元であろう筈がない。昔ながらの無能な政治家の常套手段[バラマキ]に他ならない。

バラマキも己の懐から魔法使いのように出すならば拍手を送ろう。未だに財源について言を左右しているが、どんなにしようと国民負担の増大は避けられない。多くの人が指摘するように、産まれてくる子どもたちに負担を先送りしているだけのこと。これで問題が解決するなんて誰も信じる筈はあるまい。岸田首相以外の誰であれ、半世紀以上続いている少子化傾向、小生もその当事者の一人だが、要因は様々で解決は容易ではない。婚姻の高齢化と子育ての難しさは現代人の多くに共通することだと思う。

確かに子育てには費用も掛かるだろうが、毎月1万円程度のバラマキで解決するほど簡単なことではなかろう。人間誰しも、特に女性だと思うが、若い時好きな彼が出来て、結婚して彼の子供を産みたいと思う瞬間があるはず。その実現が困難な理由を見つけられぬ限り、この問題は永久に解決できぬと思う。柄にもなく巷にあふれる少子化問題を取り上げてしまったが、ポンコツGさんには堂々巡りだけで考えが及ばない。一つだけ思いついたのが現代人の時間の使い方。一昔前はテレビの視聴時間が問題化された時もあったが、現代は「スマホ」これを見つめる時間が長すぎるのも要因の一つだ。

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