2023年4月18日火曜日

宿命

 2017年4月20日のブログを読み返した。結婚記念日と題した内容で、前日に長女から祝いの電話が来たことを書いている。読者諸氏もできればご一読願いたい。明日がその記念日に当たるので専ら個人的なことを書いてみたい。

人間は誰しも自ら好んでこの世に姿を現すことは出来ないことは承知している。家族や親族は当然選べないし、嫁は選べるとしたものだが、小生は違った。それを全面的に両親に委ねてしまったのだ。しかしこれも一種の宿命で、結果的にはそれで良かったと今でも思っている。

既に80年を超える歳月だから、過去に様々な人との出会いがあった。これを思い返しても不愉快な出会いは数少ない。殆どが楽しい出会いであったように思っている。母国となった日本についても、世界大戦での敗戦もあり、苦労や不愉快な思いもした。現在の状況に対する不満も山ほどあるが、根本的に損したなぁと思い、外国に生まれたかったとか外国に移住したと思ったことも無い。

これはすべて宿命なるものだろう。昔易者に言われたことがある「あなたには2回結婚すると手相に出ている。」易者の言葉を信じる方だが、どうもこれは当たりそうにないようだ。一度夫婦別れして後添えを得るのは宿命とは言えないだろう。後添えを取ってハッピーになる人もいるだろうが、小生は運があまり良くないので、残る人生も宿命に甘んじたいと思っている。

2 件のコメント:

雲の平 さんのコメント...

おはようございます。お勧めに従ってせんかわさんの2017年の結婚記念日の
ブログを読ませていただきました。仲良く暮らしていらしたのに、奥様に先立たれて
本当に残念です。
そういう私たち夫婦も先のことはわかりません。まさに明日は我が身です。
昨日は高校の同級生が具合が悪いと聞いたのでお見舞いに行ってきました。
入院するほどではないのですが、最小限の家事をしてあとは横になっているそうです。
困ったことにご主人はパーキンソン病で、洋服の脱ぎ着もなかなか思うようにならない
とか、「老々介護よ」と彼女は寂し気に言いました。
奥様のことは今も懐かしく思います。せんかわさんはどうぞお元気で。お会いする日を
楽しみにしています。

senkawa爺 さんのコメント...

雲の平さん
いつもながらのご愛読とコメントをありがとうございます。
仰る通り我々の歳になれば何が起きても不思議はありません。
兎に角、1日1日を大事に生きて行くしか無いでしょう。