2022年12月8日木曜日

今日の日

 今日は言わずと知れた開戦記念日、と偉そうに書き始めたが、キーを叩いたら最初の変換が<海鮮>次が<回線>だった。過去日本は大きな戦争を何度もしているので何戦争か説明が必要が、開戦当時1歳半だから大東亜戦争の相手国がどこかもはっきり知らない。当時の大本営発表の映像では「本日未明我が陸海軍は、西太平洋上に於いてアメリカ・イギリスと戦闘状態に入れり。」とある。では東南アジアでのオランダ軍やインドネシア軍とはいつ開戦しただろうか?父が直面した相手なので、知りたい気持ちもあるが知らぬが花かも知れぬので話題を替えたい。

世の中は必ず大きく変化するものだが、「それを1年とか5年といった短い単位でなくて、10年20年或いは50年100年と大きな単位で見てみなさい。」これは4日朝のNHK総合の「演芸図鑑」に出演した樋口恵子さんが先輩秋山ちえ子さんから教わったと語っていた。樋口さんの著書は今でも書店に並んでいるから知る人も多いだろうが、秋山さんとなると1917年生まれだからもう殆どの人から忘れられた存在で不思議はない。自分としてもそろそろ年寄りの仲間入りだから、樋口さんの話は妙に説得力を持っている。

確かに言われてみれば、東京に出てきたのが10代後半で、4年後にサラリーマンになって約50年強で年金生活に入った。この人生を前半と後半に分けて考えると、秋山さんが言われるようにの日本社会は大きく変わってるようにも思う。子供時代を差し引いて前半を55歳頃まで、後半をそれから今日までと仮定して考えた。自分も随分変わっているが、世の中も相当変わっている。前半は世間のことがよく分からなかったが、なんとなく世の中の動きに乗ってたようにも思える。後半になると、個人的にもつまづきが多く、世の中もなんとなく停滞から衰退に向かい始めた。今にして思うと、小生を含め殆ど人が、どうやら食えるようになったのは良いが、その頃から日本の社会がバラバラになり始めたと感じている。

日本はちっぽけな国の割には人口が結構あって、それなりに纏まっていたような感じがあった。それが半世紀近く発展、それもどん底状態からだから、国民がバラけてしまうのは当たり前なのかもしれぬ。バラけた結果見え始めたのが様々な矛盾。真っ先に感じたのは、日本が単一民族だと勘違いしていたこと。最近大分問題化しつつあるが、自分を含めてそうだったが、多くの国民が外国人を自分とは別の人類として差別してきたこと。最近の報道で人権問題が頻繁に取り上げられるようになった。外国から見れば日本には大きな人権問題があることは間違いないだろう。これを本論として書きたかったが、最初に余計なことを書きすぎた。後日に改めて考えたい。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

そう言えば今日は「太平洋戦争開戦記念日」とやらでしたね。
しかし、46兆円とかの軍備予算が国会を通過したばかりで、そんな話題を取り上げるような国でしょう、この国は。
本気になってこれから軍備したからといって、何かが変わると持っているのでしょうか。
玩具を買い揃えてみたところで、扱える人間がいないんですがね~
東南アジアの出稼ぎ先も、日本は嫌がられだしたそうですよ。
日本国民の人口が減ったら、東南アジアなどから婿・嫁に来てもらってとも思いましたが、叶わないようでね

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
戦争も喉元過ぎればでは困りますね。
貴兄の玩具論は全く同感です。自衛隊員は現状でも定員に満たないそうです。

明日も今日の続きを書きたいと思います。
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