2022年12月7日水曜日

政治と人情

 今朝の東京は今季一番の冷え込みだった。でも寒さの中、早朝8時チョイ過ぎに長女が、旦那の実家山形から届いたりんごのお裾分けを持参してくれた。いつものことだが、自転車で来たので寒かったにちがいない。我が家には客を饗す準備が皆無なので、コーヒーカップに熱い日本茶を注いで歓待、家族の近況報告を聞き、年末年始の過ごし方について情報交換。互いに原則は昨年同様自宅を動かずに過ごすこと、年始の挨拶も2日の朝改めて家族全員で来ることなどを決めた。

その後、掛かり付けの内科と皮膚科を周り、薬局で薬を受領したので珍しく多くの人と会話した午前中だった。内科はこの後、来週月曜にワクチン接種があるので未だ年末の挨拶には至っていない。しかし支払いは今日が今年の最後。医療費が前回の倍に跳ね上がってるのは先日の歯医者で経験済みだが、3軒回って全てが前回の倍だから、政府も思い切った年寄りイジメをしてくれたものだ。

政府の情の無さは改めて言う程のことでは無いかもしれぬ。昨日たまたま観たYouTubu番組https://www.youtube.com/watch?v=62nyVxEuOLs&t=3376sで元参議院議員の平野貞夫氏が言ってくれた。(時間があれば是非ご覧頂きたい)平野氏は5歳も年長だが矍鑠として言わんとする所は十分理解できる。更に議員であったこと以上に衆議院事務局勤務が長く、その間に議長や副議長の秘書を歴任しているので、下手な議員より遥かに政界の裏事情に詳しく、話は傾聴に値する。氏は岸田首相に直接会ったことは無いらしいが、次のように言った「岸田首相は全くロボットのようだ。」実に言い得て妙だと思う。あのおかしな口調、人間味を感じない変な政策決定、どう考えても常識以前だ。平野氏は操縦してる人間については流石に特定していない。

話が飛躍するが、今年は世界的に著名な2人の指導者が亡くなった。英国のエリザベス女王と中国の江沢民元国家主席。女王の場合は国葬で、日本からは天皇陛下が参列された。しかし元国家主席は国葬とは言わない。先日も書いたが、にも関わらず、死亡と同時に国連を筆頭に西側の非常に多くの国家が悲しみを表明した。そして昨日は現国家主席習近平氏が委員長の葬儀委員会が北京で追悼大会を行い、国民と悲しみを改めて共有している。形ばかりに思うかもしれぬが、弔慰の表し方は見事なものだ。

日本でも先日、岸田首の名において故安倍晋三元首相の国葬式が執り行われ、アメリカの副大統領の参列のみが強調されている。ロボットには葬儀を取り仕切るのは難しかろう。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

拍手です。
安倍氏は嫌いでしたが、人間でしたよ

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
ご意見に同感です。