2022年12月3日土曜日

政治課題

 世界のスポーツ人口で最大はサッカーらしい。若い頃はサッカーのゴールポストがある運動場は少なかったが、通っていたのが信州大学付属小中学校だったので大学のグランドにそれが有った。近年は日本でも野球以上に人気と孫たちから聞いたこともある。今年はその4年毎の祭典、ワールドカップがカタールで現在進行中。今週日本チームが1次予選を通過して報道も盛り上がっている。自分が不器用でスポーツは何をやっても上手にならないので、普段からあまり関心が無いが、日本人の活躍は人並みに嬉しい。本戦参加は実力に応じてるようにも思えないが、健闘を祈ろう。

今週もう一つ気になったニュースがある。中国共産党の長老江沢民氏の死去だ。氏は96歳で白血病などの持病が悪化してとのこと。いわば天寿を全うだからご本人や家族に不満は無いだろう。中国政府も最高の弔慰を表しているように見える。感心したのは国連が事務総長のメッセージを発したのは当たり前としても、安全保障理事会の全員が起立して1分間の黙祷を捧げたこと。個人的には氏の功績を認識できていないが、先日武道館で行われた故安倍晋三氏の国葬儀を思い出し、その落差の大きさに思いが至ってしまった。

儀式は飽くまで厳粛に行うが、政治は休まない。別次元のことと見せつけられた思いでもある。中国は現在内外に幾つもの難題を抱えている。最大は内にあっては鬱積する国民の不満に向き合うコロナ対策、外にはアメリカとの敵対関係国への対処かもしれぬ。しかし政治課題と儀礼儀式は別次元とはっきり割り切っているのも日本とは大違いだ。具体的には、国を挙げて喪に服す中、政府はEUの大統領を迎えたりして活発に活動している。国家主席が3度目の就任をして、いの一番にやってきたのが、ドイツの首相。アジア諸国からも首脳の訪問が続くのは当然のこと。何故日本が祝意や弔慰をを北京に行って表さないのか、表せないのか不思議でならない。

むしろ当てつけがましく台湾に萩生田光一政務会長を送り込む丁寧さ。アメリカ一辺倒だからアメリカ事情に精通してくれてればそれでも良いだろうが、アメリカの政局が今後どんな展開になるか、どう見てるのだろう?共和党トランプ氏が逮捕されることを願っているのかも知らぬが、案外バイデン氏だって、足元が相当揺らぎ始めているのではなかろうか?国会で多数を握っていさえすれば、何をやっても構わないと思っているようにしか見えない現政権。タッグを組む公明党まで抱き込んで戦争準備に余念がない。

しかしその相方公明党は旧統一教会の煽りで、週刊誌ではカルト集団の化けの皮が徐々に公然化されるつつある。どこで食い止めるつもりか知らぬが、世間を甘くみてはいけない。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

国会について私の関心は「反撃能力」と「専守防衛」という言葉遊びです。
それとは別に、インフレ、特に電気代の高騰は何とかして欲しいものです。
田舎で暮らせば物価も安かろうと考え当地に来ましたが、寒いばっかりで良い事はありません

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
おはようございます。いつもコメントをありがとうございます。
私に取りましても、懐具合は寂しくなるばかりですし、暖冬と言ってもやはり寒さがこたえます。晩年にこんな我慢は辛いですね。