2022年12月2日金曜日

師走

 師走に入って寒さが本格化してきたような気がしないでもない。しかし、地球温暖化の影響かもしれぬが、一昔前を思えば暖かい。1996年だからもう26年も前になるが、12月2日は父の葬儀が長野市内で行われた。当日東京の状況は記憶に無いが、少なくても長野市内は夜来の大雪で積雪も20センチ近くあったような記憶がある。本来我が家の菩提寺は市内の北でやや高台にあったので、急遽葬儀の場所を市内の低い場所にある曹洞宗の寺に移して執り行ったことを思い出す。

最近は毎朝仏壇の前で拝む習慣がついているので、記憶にある亡き両親や家族のことを思わない日は無い。しかし父が亡くなって四半世紀以上になっているとは今朝初めて気がついた。改めて月日の経つ速さを感じると同時に我が身を思った。父の享年まで生きたいが父は享年91、後10年もある。自身既によろよろし始めてる上に、環境が大分異なる。少なくとも父の時代にはおかしな感染症はなかった。可能性は低いだろうが、日本が戦争に巻き込まれないとは断定しにくい。巻き込まれたらその時点で一巻の終わりを覚悟すべきだ。

年寄りが余計な心配をする必要は無いかもしれぬが、してしまうのが世代の違いだろう。師走はキリスト教信者には祈りの月、仏教家庭で育った身ではあるが、世代の違いで先を思うと、二人の子供と三人の孫には彼らの祖父母、曽祖父母にならって長生きすることを祈ろう。

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