2021年12月3日金曜日

軽度認知障害(MCI)

 個人的には「正義」と「不正義」、或いは社会体制上の「民主主義」と「専制主義」なんてことは大体分かっているつもりだった。しかしこの歳になると軽度認知障害(MCI)が出始めて、その境界線ぼやけてきた。今日の午後テレビ(NHKBS1だったと思う)でこの言葉を知った。早い人は60歳頃からなってもおかしくないようだ。対策としてワクチン開発に当たっている先生(メモをしていないのでお名前は失念)が仰るには、開発中の経口薬としてのワクチンが承認されたら50歳から服用するのが理想だそうだ。

軽度認知障害の患者数は厚生省でも把握しきれていないが、物忘れが激しくなっている小生も入るとすれば、既に1千万人は超すだろう。そしてこれは今後増える一方で、大きな社会問題になりかねない。老化現象について触れた序でもう一つ。別の先生だったと思うが、如何なる病気も対処法の基本は食事と睡眠と運動の組み合わせしか無いそうだ。今日観たテレビで勉強したのは、先ず睡眠の重要性。将来アルツハイマー病を発症するかも知れない悪質な蛋白質か微生物かは忘れたが、人間の体にはこれらを排除する物質が備わっている。

しかし、これを機能させるには7時間程度の睡眠を取ることが必要で、睡眠が不足するとどうしてそれが機能しなくなる。もう一つはアルツハイマー病は脳神経が犯される病気ではあるが、脳と消化器(特に腸のようだが)は密接な繋がりがあって、先に書いたように対抗するワクチンを腸に吸収させて、悪い蛋白をやっつける物質を作り出すらしい。年寄りの常として、ボケに対する恐怖が強いので長々と書いてしまった。

本当に書きたかったのは、現在日本のマスコミの間で急速に広がり始めた嫌中国、嫌習近平、嫌共産党報道についてだ。冒頭に書いたようにアメリカが唱える「民主主義」が「正義」であり、「専制国家の中国」のなす事が全て「不正義」と断定するのは分かりやすいと言えばそうだが、果たしてそれで良いのだろうか?一昔前であれば、こちらの頭ももう少しまともだったろうから、どちらに理があるか判断できたかもしれぬ。

しかしバイデン大統領は79歳、習近平主席は68歳、どちらも相当なお歳であることだけは間違いない。先に述べたMCIの心配が無いという方に無理がある。このことは日本国民の好き嫌いとは無関係と言えばそれまでだが、何となく気になってしまう。因みに、先日台湾独立派の諸先生とのリモート会議で、中国政府を厳しく牽制した我が日本政界の大長老安倍晋三閣下、年齢は67歳と習近平氏とほぼ同じだが、記憶力の相違は分からない。言えるのはご自身の発言に極めて無責任なことだ。

この大人物を政界の重要ポストに置いておく、政治家やマスコミ関係者の神経が理解できない。

*明日のブログはお休みします。乞寛恕

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