2021年11月25日木曜日

認知症の恐怖

 昨日昼食のためにっ入った店で会計の時に顔を合わせた店長が「暫くお顔を見ませんでしたが、お元気ですか?」と聞いてきた。確かに1週間以上は間があったと思う。店主にすれば軽いお世辞であるのは分かるが、最近気安く「お陰様で」と答え難くなっている。「ま、なんとかこうして昼飯も美味しく食べています。」ぐらいでお茶を濁したと思うが、正直な気持ちでもある。元気が出ない理由はいろいろだが、この歳になると元気と寿命が反比例するような気がしてならない。

周辺で見てると、元気な人から順番に逝ってしまうケースが多いと感じるし、オッチョコチョイあるのことも自覚しているので、元気だとは思わないようにしている意味もある。今朝高校同期生のグループメールの中に「認知症になった認知症専門医」に関する記事があった。先週亡くなった長谷川和夫医師のことだ。氏は2017年秋に自身が認知症になったことを公表されていたとのこと。要するに認知症は一定の年齢になればなって当たり前で、ならずに済む人の方が少ないのかも知れない。

長谷川医師にしても認知症以外は極めてお元気だった様子だ。昨日別件があって7つ年下の弟と電話で話したが、彼も我々も認知症になりかかっている可能性が高いと言っていたが、その通りだ。高校同窓会なんかに行くと、最近は 長老のとされるポジションになっている。勿論上に生存されて活躍している人も多いだろうが、そんな人はもう同窓会になんか出てこないのだ。同窓会の会長が10期以上も下の人になったら出席しない方が互いにハッピーなのかも知れぬ。

自民党の総裁を何期も勤めた挙げ句で、再度派閥の会長に返り咲いた安倍晋三氏を何とも思わない自民党員やマスコミ関係者を不思議に思う前に、自らの身を処すべきと思う次第だ。社会的にはそんな会には出席しないで済むが、こと家族関係になるとそうもいかない。昨日弟と話した件も若干それに関係する。ブログでも何回か書いたが、小生は5人兄弟の3男。上の二人とすぐ下の弟は既に他界してしまった。

残っているのは他家に養子に行っている5番目の弟だけ。父母の苗字を受け継いでいる中では最長老になってしまった。しかし兄や弟の連れ合いで生きている人もいるので、いろいろ問題が発生してくる。ましてや中には長兄のように、結婚後改宗した人もいるので、その人が亡くなった時に起きるであろう騒動をある程度予想しながら対策を考えておかねばならない。日本は寺とか不動産の相続とか、変なところでややこしい問題が起きてくる。

日ごろ縁遠い問題だけに、こちらの認知が進まないうちに片を付けたいと思うが厄介でもある。今日も不動産登記に使用されている地番とか家屋番号が戸籍で登録されている住所表示と全く別であることを勉強させてもらった。この勉強に費やした時間が凡そ半日。それから昼飯に行き、720円の会計に1020円出したら、外国人の店員が800円の釣り銭をくれた。勿論500円はその場で返却したので問題は無いし、店員も大いに恐縮していた。未だ少しは時間がありそうだが、そんなに長い筈もないだろう。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

COVID-19肺炎での急死も嫌ですが、それでの死亡者数よりも認知集で俳諧の末に死亡する人数のほうが多いのです。
しかし、高齢者にありがちな出来事ということで、殆ど話題にしてくれません。
淋しいですね

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつも貴重なご意見を頂きありがとうございます。
ご指摘の点を噛み締め、これからも心したいと思います。