2021年10月1日金曜日

岸田政権誕生前夜

 前から消えて無くなれと願っている政党のことを論うのもどうかと思うが、今回の自民党総裁交代劇。僅か1年そこそこで3人目になるが少し国民をなめすぎているのでは、と思っていたら<5チャンネル>と言う右寄りの掲示板サイトがあり、そこに下記のような書き込みがあることを孫崎享氏のメルマガが教えてくれた。「甘利にもひどい、岸田自民オワタ、汚れを、印象良くない、アベノパシリ内閣、何か疑惑失脚してなかった?選挙ヤバくね?国民なめてる人事だな、結局安倍麻生の小飼から抜け出せない、こりゃ駄目だ、U R、国民を馬鹿にしすぎ」

興味を覚えたので早速このサイトを覗いて探してみた。ところが熱心なファンが多いようで、ボリュームが多く原典発見には至っていない。右寄りサイトと承知して幾つかの書き込みを読んだが、先に紹介したものだけでなく、安倍氏や麻生氏に対する厳しいものも多い。不思議なサイトだが今日はこのくらいにしておこう。

総裁の顔を変える必要は、間近に迫っている総選挙や来年7月にある参議院選挙を勝ち抜き、与党過半数の座を守って権力の維持を図るためであるのは政党とすれば当然で、そのためには形振り構っていられない。先ず顔を変えることは取りも直さず、これまでに反省すべき点があったことを表明したつもりだろう。それが何かは、「次の候補者やその選挙で選ばれた人に聞いてくれ。」だろうが果たしてそれで済むかどうかは選挙結果を観なければ答えは出ない。

そこで目出度く次の総裁に就任することに決まったのが岸田文雄氏。昭和32年生まれと来れば一番末の弟よりも若いから、別世界から来たようなものでコメントが難しい。幹事長を任された甘利明氏少し年上ではあるが、それでも10歳年下だから似たようなものだ。一昔前までは政治家のトップと言えば、東大とか京都や一橋大出の秀才と相場が決まっていたが、もう大分前から出身大学なんかは問題にならないようだ。

むしろ家系や留学経験とかの方が意味を持ってきてるのかもしれぬ。余計なことを勉強するより出来るだけ早く政治の世界について実務を身につけ、地元有権者と早くから交流する方が何かと都合いいに違いない。地元以外の世間一般のことは、永田町にいれば出入りの記者や、役人が教えてくれる。兎に角出来るだけ早く政権の中に入るに越したことはあるまい。要するに与党政治家には箔付けのため勉強はあっても、最大の問題意識は政治家として大成することだから、他人や国家の問題点はどうしても二の次になるだろう。

どういう内閣になるか来週はっきりするが何も期待していない。所詮はコップの中のことで安倍晋三氏と麻生太郎氏が長老とのこと。党の役員人事さえ正式に決まらないのに財務相だけは早速麻生氏の子分に決まったそうだ。

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