2021年6月9日水曜日

全て他人事

 アメリカでアルツハイマー病の新薬が承認されたとかのニュースがあり、この開発には日本の製薬会社(エイザイだったかな)も共同で参加していたので、日本でも承認申請は出されているらしい。アルツハイマーがボケの原因の一つということは知っているが、何れにしても残念ながら時既に遅し、我がボケには間に合うまい。老化とは恐ろしいものだ、先ず何をするにしろ考えるにしろ全てが面倒くさくなる。

体も動かなくなるし考えることもままならない。大した考えもなく買いだめた本が4冊にもなってパソコンの脇に置かれている。何れも読みかけ状態のままだ。少し前まではこんなことはなかったように思うが、どれを先に読み終えるべきか決心もつかない。一番上の本から読み始めても、また100ページもいかぬうちに飽きるだろう。オリンピックではないが、そもそも読書をしなければならない意義があるのだろうか?

頭の栄養になるかと読書をするが、小生のようなボケ老人が昨日の食事内容を忘れるのと同じで、読んだそばから忘れていくのだから読書にも大した意味は無いだろう。必死の思いでパソコンに向かい何か書こうとするが、その何かが思い浮かばない。頭の回転を支援するため世相、メディア、家族、政治などと一応ジャンルを分けてみたりしても、面白い出来事にはそんなに出くわすこともない。一時は政治に大分興味を持ったこともあったが、政治家に知り合いがいないので大分興味も薄らいだ。

囲碁もそうだ、一時は大分熱心にネット碁をしたり、池袋には碁会所が無くなったので、態々新宿まで出向いてプロの指導碁を受けたりもした。これも昔のゴルフと一緒で、一向に上手くならないばかりか、最近はネット碁の成績も目に見えて落ちてきた。囲碁離れするにはいい頃合いに違いない。あとの楽しみは美味いものを食うだけかも知れぬが、これとてそう毎日とも行くまい。要するに最近は嘗て旺盛だった野次馬気分が全然湧いてこない。

真夏の暑い陽射しが降り注ぐ中で、頭が妙に朦朧としてしまった。やはり他人との会話が無いのがいけな。このブログの読者がせめての救い、大いに感謝するが、浮かんできたタイトルが「全て他人事」だからもうどうしようもない。現在14:30暑いのでこれから少し昼寝をしたい。

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