2021年6月6日日曜日

宴会抜き

 梅雨入り宣言は未だだが、東京も梅雨入りしたような日曜日、なんとなく鬱陶しい日だ。空元気を出して出歩きたいが、傘を持ち歩くのも面倒で躊躇してしまう。明日からはまた晴天が続くとのことなので期待しよう。昨日の夕方、高校の同窓会がZoom Webinarなる方式で行われ参加した。同窓会と言っても首都圏在住者のもので、学年幹事を務めてる関係上、年に3回の会に毎回参加してるが、普段であれば参加者100人前後が精々である。

卒業から62年目になる当方の世代は既に大長老。会長や幹事役は全員遥かに後輩。いつもは都内のホテルで開催され、参加費も8千円から1万円ほどは徴収される。年金生活者には馬鹿にならない金額だ。ホテルの宴会が付いてるのでビュッフェスタイルとは言えそれなりの飲食は出来るが、最近は飲み放題食い放題だからとてそんなには腹に入らない。せこいことを言えば割り勘負けだ。従って最近同期の出席者は減り続けていた。

ところが昨日の会はリモートだから参加費無料、交通費も無しと極めて簡単。当然ながら参加者も通常の5割増しで150人近かった。宴会が無いので同窓生に依る講演も充実した感じがある。と言うのは普段は講師が使用するパワーポイントなどで制作された資料はホテル会場のスクリーンに投射されるが、昨日はパソコンではっきり確認できるし、座る場所の違いでの見難さも生じない。事前に孫に電話をして資料のダウンロードが可能かどうか聞いたら、それは難しいだろうから、必要ならスクリーンショットをキャプチャーするようにとアドバイスがあった。

しかし自分のパソコンで見てるので、脇に紙と筆記用具があればメモが簡単に取れる。兎に角大きな会場の薄暗がりで聞く講演より遥かに吸収性が良い。孫の対面授業の多くのがリモート授業代わったことを聞いた時、なんと可哀想なことよと思ったが、意外に能率的な側面があるかもと思い直した。コロナ禍で社会が変わると言われるが、宴会抜きの同窓会もその一つであるのは間違いない。人が寄り合い肩を組んで校歌斉唱が無くても、我々世代では極めて少なかった女性に指導されようと、同窓の結びつきに変化は無いかもしれぬ。

3 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

日本人はメモが好きですね。
講師側も聴衆がメモを取る事・メモを取らせる事、を前提にしてプレゼン資料を作っています。そして、メモを取るように仕向ける自分の講義が素晴らしいと考えているようです。
私はそのようなプレゼン資料の作り方を間違っていると思います。
講義で述べたい事であれば、口頭だけではなくプレゼン資料にも書くべきです。すなわち、語る事と資料の内容は同一にするべきです。
例えば、新車発表会とかであれば、メモを取らなければ観客が記憶しない事は語りません。
逆に、メモを取る時間が有ったら、その場で記憶するべきです。
仕事人時代、勤め先ではメモを取る事は禁止されていました。

呑兵衛あな さんのコメント...

蛇足ですが
政治家の機種会見では、殆どの場合リーフレットを作りませんし、配りません。
後日ペーパーとして出回るのは、記者が勝手に作ったメモです。政治家は語っただけであって、記者の空耳とも言い逃れできますし、意味については誤解なのかもしれません。
そこで、テレビの出番となりますが、これまた全文を報道しているわけではなく、某テレビが伝えたいように言葉をツギハギされれば国民は曲解を聞かせられているのでしょう。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつもコメントをありがとうございます。
実は私も現役時代メモを全く取りませんでした。
単に字を書くことが苦手だったからかも知れません。
ただ現在は、同期生に会の様子を報告する役目を担っていますので、この会に限ってメモをせざるを得ませんでした。