2021年6月5日土曜日

掛かりつけ医にて

 7日の月曜日にやっとワクチン1回目の接種ができる。しかし3ヶ月おきに処方してもらっている薬が明日で切れるので、昨日接種会場になっている掛かりつけ医迄行ってきた。イメージ的には繁盛している町医者で、いつ行っても30分以上の待ち時間は覚悟しているのだが、昨日は10時過ぎの一番繁盛時間にも関わらず、待ち時間が殆ど無く閑古鳥が鳴いていた。先生の話では、コロナの影響もあり、昨日は天気も悪かったので患者が少なかったのかもしれぬ。しかし最近は休日だった木曜日も診療を続けているそうだ。

診療時間は午前9:00~12:30、午後2:00~7:00(土曜日は4時)の筈が、ワクチン接種があるので午後の診療は3時までの1時間にしてるらしい。小生のワクチン接種の予約は4:30になっているが、1時間前から12人ずつ予約を入れて6:30まで1日48人ずつこなすと言うことだった。この数字の根拠は待合室の椅子が24人分しかなく、ソーシアルディスタンスを考慮してとのこと。

小さな診療所ではあるが、医師が2人(ご夫妻)に看護師が5人、事務員が2人。行く度に少しずつ面子が変わるので、他に一人二人はいるかも知れない世帯。小生は奥さんに主に診てもらっているが、奥さんはレントゲン技師も兼務している。医者は儲かると言われるが、10人を超える従業員を抱える企業経営者としてみれば、コロナの影響は大きいものがあるのだろう。売上激減の折からワクチン接種は干天の慈雨かもしれぬ。

施行は来年度後半とのことらしいが、後期高齢者の医療費窓口負担が2倍になる法改正が昨日国会で成立した。単身世帯で年収200万円以上とあるから間違いなく該当する。高齢化社会で出生率が下がり続けている現状では仕方なかろうが、報道には「厚生労働省によると、今回の制度改正で、年間で支援金720億円、公費980億円を削減できる。ただ、現役世代の負担軽減効果は1人あたり700円にとどまる。」とあるが、為政者の目の付け所にはどうしても疑問を感じてしまう。

国民の懐に手を突っ込んで召し上げることばかり考えず、公金をばらまいてる先が本当に広く国民になっているかどうかである。経済的に豊かな層に一層金が流れ、それが貯蓄に回ってしまうので経済効果がないという学者も居る。日本の富裕層はご馳走を食べ続けて、お腹に贅肉がついた不健康な体だそうだ。学問的なことは分からないが、安倍政権以来の金融緩和即ちアベノミクス戦略が庶民を潤す結果になっていないことだけは誰の目にも明らかだ。

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