2021年4月3日土曜日

人権問題

 今日思いがけない長野の友人が「お前のブログを毎日読んでいる。」と言ってくれて非常に嬉しかった。学生時代はただ遊び呆けて、社会人としての経験も大したものはなく、海外の渡航経験はほんの数回、ただ想像に任せたホラ話のような内容であることは十分承知している。書き始めた頃は一生懸命宣伝しまくったが、1日のアクセスが50を上回ることが稀だった。それも良くしたもので、最近は100を上回るようになっている。本当に有り難く、読者の皆様に改めてお礼申し上げる。

幸いテレビやインターネットの発達で、毎日のように国内はもちろん世界中から届く情報に接している。数秒間に切り取られている映像から想像を逞しくするのが常で、識見の少なさゆえだと思うが、最近どうしても想像が出来ないことが多い。その一つが最近流行りの国ごとの人権問題だ。所謂民主主義国家では法の支配と基本的人権の尊重が大原則とのことだが、<中国のような>専制主義国家にはこれが無い、との主張が政府要人の口から気安く飛び出すようになっている。

隣国中国が政治的に共産党に依る1党支配が続いて久しいことは万人の認めるところだ。しかしこのトップの習近平氏を専制君主とよんで憚らない風潮には如何ものだろう。今上天皇が即位された頃は習近平氏の国賓招待が既成事実だったと記憶するが、アメリカのトランプ大統領と大の仲良しだった安倍首相の差配で、習近平氏を後回しにしてトランプ氏を令和時代最初の国賓に迎えることなった。それは善しとして、次は貴方ですよ、と先方に伝えていたのかどうかは知らない。昨年辺りまではそんな雰囲気が残っていたように思うが、最近の雰囲気は全く異なる。

アメリカのトランプ政権が民主党のバイデン政権に変わると、日本の与党政治家の思想が一変したように見える。即ち、今後世界は米中の対立が厳しくなるので、日本はアメリカ寄りの姿勢を明確にする必要がある。と勝手に決めたようだ。当然習近平氏の国賓招待なんて話は吹っ飛んでしまっている。アメリカの外交部門は喜んでいるかもしれぬが、あまりの豹変ぶりに戸惑う国もあって不思議は無い。

昨夜もテレビBSフジ(プライムニュース)をチラチラ見てると、元防衛相中谷元氏と国民民主党の山尾志桜里議員が二人の在日中国人大学教授(凌星光 氏と朱建榮 氏)を相手に相当厳しい調子で中国の【人権問題】に対して非難の声を浴びせ、日本は資産凍結や出入国制限など具体的な「制裁措置」の法制化の準備をすべきと力説強調していた。その論旨で少し気になったのは、中国政府が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒を百万人も捕らえて強制収容所に囚監していることを事実として声高に発信していたこと。

事実であれば問題かも知らぬが、誰がその事実を確認しているのだろう?

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