2021年3月3日水曜日

女三四郎

 今日はひな祭り、桃の切り花を買い物袋に挿してトボトボ歩く老婆が居たし、若くて元気そうな親娘連れも沢山いた。弥生の空明るいが、しかし昨夜東横線が止まる架線事故起こした夜来の強風は残っていて、しかも相当に冷たい。今度の日曜日には緊急事態宣言の解除があるかと、少し期待もしたが東京・千葉・埼玉の3知事が反対するとの噂。仮に政府から解除宣言が出ても、今暫くは自粛せざるを得ないだろう。パソコン頼みで孤独感を味合わずに済んでいるようなものだが、今朝のテレビに依ると孤独・孤立が社会問題化して内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」を設置、担当大臣まで出現する始末だ。

母子家庭の一人っ子なんかを思えば分からなくもないが、どんな支援策が生み出されるのか?気になるところだ。何をするにしても先ず費用が要るだろうが、既に予算案は国会に提出済みだ。内閣府にはやたらと「〇〇室」が作られるが、役人が何人居るかも知らぬが、本当に孤独で孤立している人間の現状把握だけでも難しかろう。それこそ市町村レベル(東京で言えば区も含まれる)で家庭内で一人置き去りになっている主に子供の実態をどこまで把握できているかが問題の筈。これ無くして内閣の頂点でいくら騒いでも始まらぬと思う。

気になっているオリンピック問題も、近日中には結論を出さねばならぬだろう。昨夜観たテレビでは、テニスの全豪オープンを取り仕切った人物が「東京オリンピック開催は無理だ。もし開催するなら期間を延長して分散開催にしなければならない。」至極まともな見解を述べていた。ゲストとして出演していた組織委員の柔道のオリンピック・メダリスト山口香氏も、オリンピックのために日本国民を犠牲にすることはできない。IOCは単なる民間団体だからバッハ会長の立場と日本の組織委員会は意見が異なって当たり前。橋本新会長もそのへんはよく分かって判断してくださるだろう。」とこれまた常識的なコメントをしていた。

一人、衆議院議員の鴨下一郎氏(自民党ワクチン対策PT座長)が何を考えているか知らぬが、オリンピックを開催することは一種の国際公約だから最大の注意を払って開催に漕ぎ着ける必要がある、との発言。話が戻るが、山口氏は今週リモートでの開催が予定されているバッハ会長・橋本組織委員長・主催者の小池都知事・日本政府(首相かな)四者会談では、会長の橋本氏は中止を含めた日本の立場を明確にすべきとも発言。彼女は仮に開催しても海外からの観客を受け入れることは先ず不可能だろう、と明確に言いきっていた。

彼女は森前会長の後任に一時名前も出ていたが、なる程ものの考え方、話す内容がしっかりした女性だと改めて感心した。さすが女三四郎だ

0 件のコメント: