2021年1月4日月曜日

科学を理解する力

 昨年末から既に大騒ぎになっている新型コロナ感染者の増加。東京都では1日の感染者が約950人から一気に1300人を超え、全国では4500人近くなった。都知事も政府関係者も猫なで声を発して国民に自粛を要請するばかり。国民の大半は、既に出来る限りの自粛をしているにも関わらずだ。為政者は自らなすべきことを知らないのか、分かろうとしないのか不思議でならない。たまには相談する相手を代えることを勧めたいが、井戸の中の蛙どもだから相談する相手も新たに見つからないわけだ。

テレビに出てくる応援団(半ボケの田崎史郎とか言う老人)は為政者がなすべき対策、即ち検査体制の強化とか、医療体制の整備拡充と言った基本対策が出来ない理由をぐだぐだ数え上げる。聞いているだけで反吐が出そうだが、言うに事欠き法律が大きな障害要因であるかのような言い方だ。法律を改正してどうするかと言えば、規制に強制力を持たせて自粛要請が効かないので、端的に言えばロックダウンを可能にしたいらしい。

愚の骨頂を絵に描いたような話じゃないか。これまで聞き飽きるほど感染予防と経済を活かすことの両立と言ってきたくせに、経済は取り敢えず捨てる決意を固めたかと思いきや、そうでもないらしい。今月半ばに設定されていたGo Toキャンペーンの一時停止期間を少し延長するくらいでお茶を濁したいらしい。政府も政府なら東京都も東京都、いずれ劣らぬアホ揃い。感染拡大に歯止めが掛からず、何も手を打ってないから当たり前だが、医療関係者は悲鳴を上げるし、飲食業者も同じだろう。

流石に責任を感じ始めたか、猫なで声の調子が少し変わってきたと思ったら、政府に対して緊急事態宣言の要請ときた。政府もその要請を重く受け止めたようなことを言っている。どっちが目くそか鼻くそか知らぬが、誰が見ても責任のなすり合いだ。緊急とあるからは今日にでも宣言が出るかと思うとそうではない。これから専門家を招集して意見を聞いてから首相が判断するのだそうだ。首都圏の飲食店主にすれば、閉店時間の短縮は1日でも少ないほうが良いだろうが、感染拡大は反比例の関係にありそうだ。

何をしてもピントが外れるのは、他人のこと言える柄でもないが、根っこに科学性が無いことにある。政治家に科学性を求めるのは少し違和感があるかもしれぬが、とても大事なことだと思う。

2 件のコメント:

hideki hasegawa さんのコメント...

ご無沙汰しております~
お元気な文章をいつもありがとうございます
今年はご挨拶したいですね!!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

senkawa爺 さんのコメント...

長谷川さん
新年早々のご挨拶ありがとうございます。
昨年は山歩きも思うに任せず1年間で3回、しかも近場ばかりでした。
秋の終わりに、せめて筑波山くらいと思いましたが、これも出来ませんでした。
今年がどうなるか見通しが立ちませんが、早くコロナが落ち着いてほしいものです。
いつの日かお目にかかることを期待してご挨拶に変えます。