2021年1月31日日曜日

ワクチン

 昼から娘にパソコンを貸すことにしたので、早めに書いている。最近日本ではやっとコロナに対抗するワクチン接種が取り上げられ始めた。マスコミでも国会でも何かと大騒ぎだ。随分のんびりしていると思うが、やる気が起きただけましとしよう。その動きは様々あって、先ず担当大臣が決まったことは既に書いた。次にマスコミが取り上げているのは、摂取するワクチンは何れも外国製で、国産品も開発途中で今年中に製品ができるかどうかも定かではない。

ワクチンの輸入に関しては、海外の有名ブランド3社と政府が購入契約をしたとのこと。数量的にはそれぞれ数千万回分、或いは1億数千万回分で、全国民に行き渡る量(中には2度接種が必要なワクチンもある)が確保されているとのこと。いつから輸入が開始されるかは、報道に依る限りどうもはっきりしていない。一部のワクチンについては、日本の製薬メーカーと提携して日本国内に工場を建設予定なんてことも言われている。

この3種類のワクチンの中、日本の厚労省が正式に使用を許可したのは未だ1種類だけで他の2社は未だ未許可だったような気がする。薬は外国政府が有効性や安全性を確認しても、日本政府は簡単にはそれを認めない。国内における試験結果を確認して初めて認められるものらしい。他の2社から既に承認申請が正式になされたかどうかも知らない。しかし政府は2月中にはワクチンが国内に運びこまれる前提で作業を急いでいるようにも見える。

ワクチンという代物、取り扱いが結構不便で、高級な寿司を海外から取り寄せるに近い扱いが必要らしい。生もの以上にデリケートな温度管理等々が必要で、食べごろを外すと廃棄処分になりかねないそうだ。このご馳走に与るにはお代は不要、即ち只だから国民の皆さん大いに接種してください、と海外では大統領や首相が進んで接種する姿を報道させて、国民にアッピールしている。日本でも遠からず似たようなシーンが観られるだろう。

それがいつになるか分からないが、政府はスケジュールなるものを早々に発表している。スタートは今月半ば、接種に与ることができる人には随時然るべき筋(地方自治体)から通知があるそうだ。「○月○日○時ころ然るべき場所にご来駕願うと」でも書いてあるのかな?さて、その通知が来る順番も徐々に明らかになり始めた。一番初めは医療従事者、こりゃそうだろう。

全国に医療従事者は370万人ほど居るらしい。この内の2万人ほどが2月中に接種され、地域差も当然あると思うが、3月中には完了させたいとのこと。次は高齢者、これは数千万人になるだろうが、これも手際よく終了させ、5月からは一般国民に対しての接種を開始と、ざっとこんな感じの発表になっている。

お分かりのように、政府は手際よく全体スケジュールを発表しているが、具体的に肝心なところは何も詰まっていない。報道に接した人に我が身に照らして具体的イメージが沸く道理が無い。もちろん摂取する側に回る人なんか一人も特定できていない。外国では既に数百万人数千万人規模で接種を始めているところもあるが、程度の差こそあれ混乱生じているのも事実。パンデミック収束は程遠い。

2 件のコメント:

tak さんのコメント...

その通りですね。
この前財部何とか言うジャーナリストはコロナは怖くない、不勉強な医師がテレビで脅威を煽り立てている。これはパンデミックでなくてパニックだと憤慨し、呼応して東大出の医師が医学的データで「我々仲間の共通認識では正にそんなに恐れることはない」と言っていました。

聞いているとそうかな!と思ってくるから不思議です。
でもそんなに怖くないなら自分でかかって実験してみたらと思った次第です。

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
いつも有難うございます。
仰る通りです。
学者と称する人の中にもこの疫病を甘く見てる人がいるのは残念なことです。