2021年1月16日土曜日

未だ行けそう

 昨日とうって変わり今日は朝から暖かな春の陽射し。そのせいでもないだろうが、30分も朝寝坊してしまった。昨夜遅かったわけでもなく、むしろ普段より少し早めに寝たのにだ。この数ヶ月鬱々として楽しくない日が続いていたが、昨日ふとしたことがきっかけで、物事をあまり悲観せず前向きに考えようと思い直した事があったからかもしれぬ。

読者の皆さんにすればお笑い草かもしれない。毎日遊んでいるネット碁での話だ。ネットの囲碁は碁会所と違って多数の人と繋がっているので、必ず棋力が同レベルの人と対戦することになる。棋力は段級位で表示されるが段位は1段から最高位が9段、級位は最高が1級で下は20級くらいまであったように思うので、30段階くらいはあるだろう。小生の実力は7級であるが、せめてもう1ランク上の6級になりたいと思っている。

ところが、この1級上がるのが大変で、瞬間的に昇格してもあっという間に連敗を喫し、元の級位に落第を嫌になるほど繰り返している。ところが昨日、たまたま6級で打つことが出来た時に、自然に勝つことが出来た。6級のポジションは全く経験が無いわけではない。嘗て居たことはあるが、ここ2年ほど全然上がれないので、年齢を考えると最早無理なのかと半ば諦めかけていたところだ。それにもめげず、巣ごもりの縁で毎日のように対局を続けていた。

先に書いた「自然に勝てた」は他人には分かり難い表現だと思う。意識の中のことになるが、自分ではそう思っていないつもりでも、対局の時に勝ちたいという欲望が最初から最後まで頭の片隅にあるのだと思う。「自然に」はどうした拍子か分からないが、対局中の思考にそれが邪魔せず、もっと別の思考(場面場面での最善手は何か)が活発に作用していたことを言っているように思う。昔から「邪念を払う」と言われるが、これが言うは易くして行うは難しだ。

それが出来たかどうか知らぬが、兎も角昨夜就寝時だいぶさっぱりした気分であったことは間違いない。昨日のテレビで、間もなく細胞の老化を止める薬が開発されるなんてニュースがあったが、そんな薬のお世話になってまで長生きする必要はないが、普通に暮らしていても未だ脳みその活性化が図れるとすれば、こんな嬉しいことはない。命がいつまで保つか分からないが、取り敢えずは明日の朝だ、今朝のような起床ができれば有り難い。

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