2020年12月15日火曜日

Go Toは余計なお世話

 何度も書いているが、子供の頃から算数が苦手。高校に入って代数と幾何、幾何は答えを見ると「へえ、こんな面白い手品みたいことがあるか。」と感心したが、自分で解くのはまるで駄目だった。兎も角そっち方面の才能が無い小生にとって数字は親の仇と同じ。小学1年生の時100迄勘定が出来たので自分で天才かと思っていたが、この歳になっても100万円以上の数は実感がわかない。500万円と1千万円の違いもはっきり理解できないかもしれぬ。

ましてや1千万円を超す数字については、何を聞いても嘘っぽく思えてならない。昨日から今日にかけて、Go Toキャンペーン突然の中止で世の中が騒然としている。そりゃ当たり前のこと。暇とお金を持ち余していた年寄連中は、この切符か旅行券は知らぬが、キャンセル方法が分からず子供に電話をしているだろうし、褌ならぬ当てが外れた業者側の落胆も大きいことがよく理解できる。ここで登場するのが数字と記号の%。

最初から割引に興味が無い口なので、冷やかし気分で取り上げたが、誰が得をしたかと言えば、得した人間は一人もいないように思う。強いて言えば税金の無駄遣い金額が誰かが予定したより少し増えるだろうから、将来の日本人の負の遺産が増えたことは間違いないだろう。しかし税金の無駄遣いは昨日や今日に始まったことでは無い。実害が及ぶ世代は子どもたちの世代か孫たちの世代?或いはもっと先かもしれぬ。後世我々の世代を歴史家がなんと言うか聞いてみたいものだ。

締め括りの数字は「4千万人」臨時国会開催中から使われていた数字だから、若干の誤差はあるだろう。「Go Toトラベルの利用者は約4千万人、この中でコロナの陽性反応を示した人は僅か100人強。従ってGo Toトラベルが悪者になる理由が無い。関係あるならエビデンスを示して頂きたい。」これが政府のみならず、テレビに出演した与党側の然るべき方に共通したご発言。これに対する反論であまりパッとした発言は記憶に無い。

小生が思ったのは暇と金があるとされるご老体のこと。これが日本にどれほど居るかについてだ。若い人も多いと思うので全員がご老体と断ずるのは無理にしても半分くらいとしてみれば2千万人だ。どこから取った統計か分からぬが、仮に公共交通機関の乗車員数からとすれば、往復で2人になるから実質1千万人。数年前フランスの高級ブランド用品店の売り子をしていた女性の話を聞いたことがある。日本には月に100万円(1千万円だったかな)くらいのお小遣いを使う層に100万人ほど居るとのこと。

昨夜は姪と別件で電話をした。序にビジネスについて聞くと「お陰様で相変わらずです。」とのこと。彼女のビジネスはヨットの販売。これになるとフランス高級ブランドよりもっと値が張るのは勿論のこと。何れにせよ、日本にはお金持ちがたくさん居るらしい。彼等はGo Toが有ろうと無かろうと旅行がしたきゃ行くだろう。

2 件のコメント:

村松 光 さんのコメント...

長野は今雪が降っています。積雪は大したことないのですが、まだ1日続くようですよ。Mちゃんお元気そうでなによりです。私は年金暮らしで山は好きですが海にはとんと関心がないのです。ヨットを趣味にしている人は、GoT0に飛びつくレベルじゃないのでしょうね。
我が夫は元々旅行嫌いで、娘たちがGoToで出かけても行きたいとも思っていません。金持ちから、コロナ禍で暮らしに困っている人と様々な年の暮れを
想像するのみです。

senkawa爺 さんのコメント...

村松光さん
いつもありがとうございます。
東京もすごく寒っくなってきました。
ご主人がそうでしたか、知りませんでした。家内も全く同じでした。