2020年11月3日火曜日

大統領選を観ながら

 アメリカの大統領選もいよいよ本番、いつ決着がつくか分からないが日本時間の明日からは開票速表が出るらしい。最近分かってきたのだが、どうもアメリカの大統領は日本の首相と違って、議会でなにか述べることはあっても直接議員から質問を受けたりしなくても良いようだ。認識が間違っている可能性もあるが、大統領は何処の国でも好き勝手にものが言える立場かもしれぬ。

でも韓国の李明博元大統領みたいに、職を離れたら逮捕されて実刑17年の懲役刑なんてこともあるから、トランプ氏が必死になるのも理解できる。そこで思うのがトランプ氏のタフネス振り、彼の見解は兎も角、彼が病院を脱走のように退院したのが僅か1ヶ月位前だったと思うが、それから昨日までの報道を観る限り、まさに獅子奮迅の活躍でとても病み上がりには見えない。

いくら飛行機でも1日で数千キロの移動なんて想像を絶する。大阪にいた頃、日帰りの出張から帰ると大変な疲労感を覚えたことを思い出す。特に身体を酷使したわけでもないが、空間的な移動はそれだけで身体に結構なストレスを齎すと、妻に言い、彼女も同意してくれていた。東京大阪間は若干気候が違うと言ってもアメリカのそれに比べれば無いに等しいだろう。

トランプ氏は北海道より寒い場所から、飛行機を乗り継いで1日で4箇所も5箇所も周り、遂には沖縄より暖かい地方まで連日飛び回ったりしている。アメリカには日本のような公職選挙法による運動の制限時間も無いように見える。また己のことになるが、飛行機恐怖症であって飛行機の離着陸時には身体が緊張しているので、飛行機の乗り継ぎなんて考えただけでも不整脈が起きそうだ。彼が酒を飲まないことは知っているが、普段どんな生活をしていいるのだろう?

暇があればゴルフをするのは安倍氏と同じだが、腕前は格段に違うらしい。何れにしてもトランプ氏のタフネスは脱帽に値する。同時に少し観点が異なるが、アメリカ国民の選挙に対する思いれ、これも凄い。wikiには近年のデータが見つからないが、2008年選挙の有権者数が2億3千万人、投票数約1億4千万人(約57%)とある。2020年の現在は多少の違いがあるにしても、事前投票が1億人に迫る盛り上がりのようだ。

国民が選挙に熱心になるのは結構だが、その興奮ぶりが日本では考えられない。昔選挙になると玄関先の塀にいろんなポスターを貼らせていたことがある。政党を限ると、他正統支持者からの嫌がらせを恐れたからだ。アメリカの国民の多くかどうかは分からないが、自分の家にヤードサインと称して態々支持者を明確するサインを出すらしい。但し今回の選挙は支持者同士の対立構造が激しく暴力沙汰が頻発しているようなので、今後どうなるかだ。

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